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目次
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トヨタ、ソフト技術者1万8000人へ ほか
トヨタ自動車は、ソフトウエアやコネクテッド技術の手の内化(内製化)を加速するため、ソフト技術者をトヨタグループ全体で1万8000人に増やす。同社執行役員Chief Product Integration Officerの山本圭司氏が2021年8月の説明会で明らかにした。
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スズキとダイハツが「軽」電動化で協調 ほか
「(軽自動車が日本において、なくてはならない存在であり続けられるようにすることは、スズキ)単独では達成が難しい。ダイハツ工業も同じ思いだ」(スズキ社長の鈴木俊宏氏)─。
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アウディ、最後の新エンジン車 ほか
ドイツAudi(アウディ)は2021年6月、26年以降に発売する新型車は全て電気自動車(EV)にすると発表した。エンジンを搭載する新型車の最終モデルを25年に生産開始する予定で、33年にはエンジン車の世界販売をやめる。ただし、中国市場はこの戦略から除外する可能性を残す。
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スバル、JNCAP試験で最高点 ほか
SUBARU(スバル)が予防安全性能で巻き返した。2021年5月に発表された日本の自動車アセスメント(JNCAP)の最新の試験結果(20年度)で、同社の新型ステーションワゴン「レヴォーグ」が最高点を獲得した。同社はこれまで、JNCAPの予防安全性能試験で他社に先行を許していた。
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「炭素中立、順番を間違えるな」 ほか
「日本の自動車産業が持つ高効率エンジンとモーターの複合技術に、新しいカーボンニュートラル(炭素中立)燃料を組み合わせれば、保有車も含めた大幅な二酸化炭素(CO2)の削減が可能になる」。
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「100万人の雇用を失いかねない」 ほか
「2050年のカーボンニュートラル(炭素中立)に対応しないと、日本ではクルマを造れなくなる。その結果、自動車関連産業に従事する約550万人のうち70万~100万人の雇用が失われる可能性がある」。日本自動車工業会(JAMA)会長の豊田章男氏(トヨタ自動車社長)は21年3月の定例会見でこう指摘した。
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ホンダ新社長、「自前主義から脱却」 ほか
「これまでは必要な技術を内製すべきという考え方が強かったが、それには時間がかかる。今は時間が重要だ。アライアンスや外部の知見を使ってホンダのあるべき姿を早期に実現する」。2021年4月1日付けで、ホンダ新社長に就任する同社専務取締役で本田技術研究所社長の三部敏宏氏は、同年2月の社長交代会見でこのよ…
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台数ばかりを追求、ルノーCEOが反省 ほか
「ボリューム(台数)ばかりを追い求め、収益性にきちんと目を向けてこなかった」─。反省を口にするのは、フランスRenault(ルノー)でCEO(最高経営責任者)を務めるLuca de Meo(ルカ・デメオ)氏である。
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新型MIRAIは環境車の新しい形 ほか
トヨタ自動車は2020年12月、燃料電池車(FCV)の新型「MIRAI(ミライ)」を発売した。発表会に登壇した開発責任者の田中義和氏(Mid-size Vehicle Companyチーフエンジニア)は、2代目となる新型車を「トヨタが目指した環境車の新しい形」と紹介した。
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トヨタ実証都市、発明家が住む ほか
「子育て世代や高齢者といった社会課題を抱えた人と発明家が一緒に住む」。トヨタ自動車社長の豊田章男氏は2020年11月の決算発表会で静岡県裾野市に建設するスマートシティー「Woven City」(ウーブン・シティ)について、このように説明した。
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9割超が“手放し運転”を選択 ほか
SUBARU(スバル)社長の中村知美氏は2020年10月15日に開いた新型「レヴォーグ」の発表会で、“手放し運転”を可能にするオプション機能「アイサイトX」を選択するユーザーが9割を超えていることを明かした。「(レヴォーグの)予約販売を始めた8月20日から10月14日までに、当初の計画を上回る82…
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「クルマの保有期間を短くしたい」 ほか
「クルマの保有期間を短くしたい。」日本自動車工業会(自工会)会長の豊田章男氏は、2020年9月末に開いた定例会見で、買い替え需要を喚起して国内の新車市場を拡大させたいとの意向を示した。1990年に8.8年だったクルマの保有期間は、2019年に15.3年まで延びた。例えば保有期間が3年短くなると、新…
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三菱自が新中計、欧州から事実上の撤退 ほか
三菱自動車は、2020年度から22年度までの新たな中期経営計画(コスト構造改革計画)を策定した。21年度末までに固定費を20%以上減らし、弱体化している収益基盤の立て直しを急ぐ。
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「アリア」こそ日産の未来 ほか
「アリアこそ、日産の描く未来そのものだ」。日産自動車社長兼CEO(最高経営責任者)の内田誠氏は、2020年7月に世界初公開したSUV(多目的スポーツ車)タイプの電気自動車(EV)「アリア」について、こう述べた。同社は約10年前に世界に先駆けて量産EV「リーフ」を発売したものの、販売台数は計画を大幅…
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スズキのインド事業は危機的な状況に ほか
インドの自動車市場は19年下半期から減速傾向が鮮明になっており、そこに新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかけた。インドでは20年3月下旬からロックダウン(都市封鎖)が実施された。その結果、4月のスズキのインド販売はゼロとなり、5月も1万台程度に落ち込んだ。
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デンソーが燃料ポンプで巨額リコール ほか
「創業の原点に立ち返り、経営の生命線である品質向上に努める」。デンソー社長の有馬浩二氏が2020年3月期の決算会見で、品質問題について謝罪した。欠陥燃料ポンプを自動車メーカーに供給し、340万台を超える「メガリコール」の原因となってしまったのだ。
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業界全体で人と技術を残す ほか
日本自動車工業会(JAMA)、日本自動車部品工業会(JAPIA)、日本自動車車体工業会(JABIA)、日本自動車機械器具工業会(JAMTA)の自動車工業4団体は2020年4月10日、新型コロナウイルス対策に関する記者会見を開催した。会見でJAMA会長の豊田章男氏は「世界で約9000兆円あったGDP…
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VWのソフト専門組織、既に3000人に ほか
「ソフトウエア人材を集めてデジタルの専門知識を蓄積していくことは、当社にとって最優先事項だ」─。力を込めて訴えるのは、ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen、VW)社長のヘルベルト・ディース(Herbert Diess)氏である。同社は2020年3月に年次記者会見を開き、ソフトウエア企業…
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収益改善なければ、すぐクビに ほか
「業績悪化の責任は私にある。配当の見送りについては、非常に重く受け止めている。(次の定時株主総会までに)収益の改善が見えなければ、すぐに私をクビにしてもらいたい」─。
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CASEの次は“ゼロインパクトカー” ほか
「地球に悪影響を与えない“ゼロインパクトカー"の開発を目指す」。ドイツ・ダイムラー(Daimler)社長のオラ・ケレニウス(Ola Kallenius)氏は「CES 2020」の基調講演でこう述べた。経済性だけの追求ではなく、環境性や社会性を重視する世の中の流れに沿う姿勢を強調した。クルマを悪者に…