Automotive Report
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AppleがEV?、iPhone連携と半導体で差異化か
米Apple(アップル)の自動車分野の取り組みに注目が集まっている。同社が電気自動車(EV)の生産を目指して、関連技術の開発を進めているとロイター通信や台湾メディアが報じたのが契機だ。同社の自動車分野への進出は以前から取り沙汰されている。既に「CarPlay」といった車載機器との連携機能を提供済み…
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Google系自動運転、事故47件公表の圧倒的実力差
無人で走る「レベル4」の自動運転開発でトップランナーの米Waymo(ウェイモ、Google親会社であるAlphabet傘下)。時間はかかったが、本格的な商用化が目前との見方が強まる。安全に関する最新の報告書や論文を読み解くと、かつての孤高の存在から既存の自動車業界に寄り添い、さらに事故の実態を赤裸…
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「e-Palette」の運行システム、複数の車両を遠隔管理
トヨタ自動車は2020年12月、MaaS(Mobility as a Service)向け自動運転EV(電気自動車)「e-Palette」の運行管理システムを公開した。コントロールセンターからの遠隔操作によって複数の車両を効率的に運行させるとともに、同センターのスタッフの作業負荷を軽減できるのが特…
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マツダ、小型車「MAZDA3」改良、ソフト更新で出力と応答性を向上
マツダは、2019年5月に発売した小型車「MAZDA3」に商品改良を施し、20年11月、一部モデルから販売を開始した。今回の目玉は、独自の燃焼方式を採用した新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」を搭載したモデル(SKYACTIV-X搭載車)と、ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.…
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GRヤリスに怪物エンジン、実は造り方がすごくてほぼ試作レス
将来の新型エンジン開発の噂が聞こえてこないトヨタ自動車だが、とてつもない市販ガソリンエンジンを開発した。2020年9月発売のスポーツ小型車「GRヤリス」に搭載した「G16E-GTS」である。
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ホンダが「N-ONE」を全面改良、3つの非常識乗り越え安全強化
ホンダは2020年11月、軽自動車「N-ONE」を全面改良して発売した。8年ぶりの全面改良となる新型車は、外観デザインを先代から変えないという決断を筆頭に3つの非常識と向き合った。
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「新型ステレオカメラで反撃」、新会社・日立アステモ副CTO
SUBARU(スバル)が2020年10月に満を持して発表した中型ステーションワゴンの新型「レヴォーグ」。先進運転支援システム(ADAS)「新世代アイサイト」のステレオカメラのサプライヤーが、日立アステモ(旧・日立オートモティブシステムズ)からスウェーデンVeoneer(ヴィオニア)に変わった。
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GM、次世代EVはエンジン車並み、電池の低コスト化で
米GMは2020年11月19日、2025年までに世界で30モデルの電気自動車(EV)を発売することを明かした。これにより、米国では全製品ラインアップの40%が、充電可能な電動車(EVおよびプラグインハイブリッド車)になるという。
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アウディ、LCA規制に備え、25年「炭素中立」工場へ着々
独Audi(アウディ)が、二酸化炭素(CO2)の排出と吸収を同じにするカーボンニュートラル(炭素中立)の実現に力を注いでいる。世界5工場のうち、これまで2工場で早くも実現した。
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欧州Green NCAP、環境評価は走行時からLCAへ
欧州で自動車の環境性能を評価する団体「Green NCAP」は2020年11月26日、新たに24車種の評価結果を発表した。今回から、「クリーンエア」「エネルギー効率」の2項目に「温室効果ガス」の評価を加えた。
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車用ハーネスは銅からアルミへ、欧州・中国勢が積極採用で“主役”に
アルミニウム(Al)を電線の導体に用いる自動車用ワイヤハーネスの需要が高まっている。一般的な銅(Cu)電線を用いるものに比べて30~40%の軽量化が可能。CuからAlへ、ワイヤハーネスの“主役”が数年以内に交代すると予測する声が聞こえてきた。
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VW、中国でEV生産開始、2工場で年産60万台
ドイツVolkswagen Group(フォルクスワーゲングループ)は2020年11月30日、中国で電気自動車(EV)の「ID.4 CROZZ」と「ID.4 X」の現地生産を開始したと発表した。
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トヨタがEV仕様公開で仲間づくり、LCA規制への布石
トヨタ自動車が、電気自動車(EV)の仕様を公開する。対象とするのは、2020年冬に発売の超小型EVに搭載する電池や車体などの主要部品。国内市場向けの2人乗りEVだけに、一見すると地味な取り組みだが、実は大きな狙いがある。
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マツダ、罰金回避へ、欧州新環境規制
マツダが、2020年から厳しくなった欧州環境規制の罰金を回避する見通しだ。数百億円規模に罰金が膨らむとの試算が飛び交い、日系自動車メーカーで最も影響を受けるとの見方があった。
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いすゞの新型ピックアップ、日立のカメラで予防安全を強化
日立オートモティブシステムズの小型ステレオカメラが、いすゞ自動車の小型ピックアップトラックの新型「D-MAX」に採用された。同カメラは既に、いすゞの小型トラック「エルフ」に採用されている。同社の車両への採用は、エルフに次ぐ。いすゞは日立のステレオカメラを採用することで、新型車の予防安全性能を強化し…
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VW「ID.3」が五つ星、Euro NCAP衝突安全試験
欧州で自動車アセスメントを手掛けるEuro NCAPは2020年10月、ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン、VW)の電気自動車(EV)「ID.3」の衝突試験結果を発表した。ID.3は、VWのEV専用モデル「ID」シリーズの初めてのモデルで、五つ星の評価を獲得した。
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スバルがリーンバーンエンジン、執念の「世界初」局部成層
SUBARU(スバル)が2020年10月に発表した新型「レヴォーグ」─。新型水平対向(ボクサー)ガソリンエンジン「CB18」には初物づくしの技術が満載で、まさに執念のたまものだ。
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コロナ禍の業績回復に力強さ、自動車7社の20年度上期決算
新型コロナウイルス(新型コロナ)禍の中で、日本の自動車メーカーの業績回復に力強さが見えてきた。2020年度上期(20年4~9月)には、トヨタ自動車やホンダなど4社が営業黒字を達成した。
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コンチネンタルの自動運転、NVIDIA製スパコンで開発期間短縮
欧州メガサプライヤーのドイツContinental(コンチネンタル)が2020年夏、米NVIDIA(エヌビディア)のスーパーコンピューター「DGX」を導入した。スパコン導入の背景と活用法について、同社ADAS事業部プログラムマネジメントシステム部長、クリスチャン・シューマッハ(Christian …
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トヨタの小型SUV「ヤリスクロス」、側突対応でボディー構造変える
トヨタ自動車の小型SUV(多目的スポーツ車)「ヤリスクロス」は側面衝突に対応するため、ベース車両である小型車「ヤリス」とは異なるセンターピラーの構造を採用した。