日産自動車で、完成検査工程の燃費・排ガス測定において検査不正(以下、燃費・排ガス検査不正)が見つかった。対象は、日産自動車九州を除く国内に五つある完成車組立工場。規定外の試験条件でも有効な測定としたり、測定値を改ざんしたりしていた。驚くのは、2017年9月に完成検査不正が発覚し、コンプライアンス(法令順守)教育を実施したにもかかわらず、検査現場が燃費・排ガス検査不正を続けていたこと。検査不正に対する同社の自浄能力の低さが露呈した形だ。

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