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 車両のビッグデータを収集・蓄積し、新たなコネクテッドサービスの提供や人工知能(AI)の開発に活用する─。次世代のサービスや車両の実現に向けて、クラウドサービスの「Amazon Web Services(AWS)」を使う企業が急増している。ホンダはAWSを使って、コネクテッドサービスの世界展開を狙う。日産自動車やトヨタ自動車からも開発事例が出てきた。

 「自動車向けコネクテッドサービスの次世代基盤を開発中で、AWSをフル活用する」。アマゾン・ウェブ・サービス・ジャパン(AWSジャパン)が2018年9月末に開催したイベントで、ホンダIT本部コネクテッド開発部サービス開発課技術主任の竹原洋三氏が宣言した(図1)。「ホンダがコネクテッドサービスにAWSを使っていることを公表するのは、今回が初めて」(同氏)だ。

図1 ホンダはコネクテッドサービスの次世代基盤を開発中
図1 ホンダはコネクテッドサービスの次世代基盤を開発中
AWSジャパンが開催したイベントで、ホンダIT本部コネクテッド開発部の竹原洋三氏が明かした。ホンダは国内では「インターナビ」の名称でコネクテッドサービスを提供している。
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 AWSジャパンの岡崎禎氏(Head of Japan Solutions Architect)によると、「AWSの国内利用企業は10万社を超えており、特に最近は自動車業界のユーザーが増えている」という。自動車メーカーから見たAWSの良さは、「やりたいサービスを短期間で実現でき、導入検討が容易。アプリケーション開発に集中できる」(ホンダIT本部コネクテッド開発部サービス開発課の野上大樹氏)点にある。さらに、処理するデータの規模に合わせて計算リソースを拡張しやすい点も、従来のオンプレミス(自社所有)環境との大きな違いだ。