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エンジンルーム内の設計変更が課題

 アイシンAWは、Group PSA以外にも「当社が8速ATを供給している自動車メーカーを中心に採用を働きかけている」(アイシンAWの担当者)。同社のFF車向け8速ATは、トヨタやドイツ・BMWなどが使う。Group PSAはPHEVに搭載したが、開発品はHEVにも適用できる。電池容量が違うだけだからだ。

 「10mmの壁に苦労している」。アイシンAWの担当者はこう打ち明ける。Group PSA以外への供給を獲得する上で、解決すべき課題があるという。従来の8速ATが搭載していたトルクコンバーターをモーターとクラッチに置き換えると、全長が10mm長くなってしまうのだ。こうなると、エンジンルーム内の部品配置などで設計変更が必要になる。

 それでも追い風は吹く。トヨタは今のところ2モーター式のハイブリッド機構を採用しているが、「新興国向けを中心に1モーター式HEVの開発を進めている」(トヨタ副社長の寺師茂樹氏)状況だ。ダイハツ工業も、燃費規制への対応策としてHEVに期待を寄せる。商機をつかめるか。