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2019年後半にも実用化へ

 ソニーの攻勢に対抗するためON Semiconductorは、夜間歩行者の検知性能などを高めた製品「AR0820」を開発()。既に自動車メーカー各社にサンプル出荷しており、同製品を搭載したカメラの実証試験が、複数の自動車メーカーの間で進んでいる。同社のジャトウ氏は12月の会見で、「2019年後半から2020年初めに、量産車のADAS用カメラに採用される見込み」と話した。

表 CMOSセンサーの性能比較
表 CMOSセンサーの性能比較
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 ON Semiconductorの最新CMOSセンサーは、解像度が830万画素と高い。車載向けCMOSセンサーの解像度は現在400万画素が最大値であり、その2倍以上である。また、ダイナミックレンジは140dBと広い。ダイナミックレンジが広いと、同じ画面内の明るい物体が白くなったり、暗い物体が黒くつぶれたりすることを防げる。

 ON Semiconductorによると、「これらの性能は競合他社の最新製品と同等以上」という。同社は競合他社の製品名を明かさないが、ソニーの最新製品「IMX324」とみられる。

 TSS(第2世代)でON Semiconductorは、ソニーの攻勢に敗れた。ただ、実用化が2020年代前半と予想されるTSS(第3世代)のCMOSセンサーでは、両社の競争が再び激しくなりそうだ。