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路上の目印で走行経路を補正

 データ配信を受けた3台の実験車両は、管制センターの指示に従って順番に自動で発進し、縦一列に並んで自動で走行した。誘導経路の左右には、「ランドマーク」と呼ぶ目印を設置した。この目印をドアミラーなどに装着した魚眼カメラで読み取り、実験車両の走行経路を補正する(図3)。

図3 誘導路に取り付けた目印
図3 誘導路に取り付けた目印
この目印をドアミラーなどに装着した魚眼カメラで読み取り、車両の走行経路を補正する。
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 駐車スペースの近くに来ると停止し、指定されたスペースに自動で駐車した。自動駐車の際は、空きスペースや周囲の駐車車両の有無を魚眼カメラと超音波センサーで検知する。

 1台めの駐車が終わるまで、2台めの車両は手前で待機する。1台めの駐車が終わると、管制センターからの指示で自動発進し、指定された場所に自動で駐車した。3台めの車両も同じ方法で、指定された場所に駐車した。

 また、緊急事態に対応するため、管制センターからの指示によって、全ての車両に自動でブレーキをかけて停止させるデモも見せた。

 3台の入庫が終わると、再び担当者がスマホを操作して、それぞれの車両の出庫開始を管制センターのシステムに伝える。指示を受けた管制センターのシステムは、3台の実験車両にそれぞれ出庫の指示を出す。出庫の指示を受けた3台の実験車両は順番に発進。自動で走行しながら、指定された場所に縦一列に並んで止まった。縦列走行する際の車間距離は7mを保ち、車速は3km/h程度に抑えた。

 なおJARIは、経済産業省と国土交通省の委託事業「一般車両による自動バレーパーキングシステムの社会実装に向けた実証」を2016年に受託し、官民共同でシステムの実用化開発を進めている。