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 英ジャガーランドローバー(Jaguar Land Rover)は2019年6月、小型SUV(多目的スポーツ車)の新型「レンジローバーイヴォーク(Range Rover Evoque)」の受注を日本で始めた(図1)。8年ぶりに全面改良した新型車は世界で初めて、エンジンルーム下を視認できる機能を搭載した。電動化に対応する新プラットフォームを適用し、ランドローバー車として初めて簡易ハイブリッド車(HEV)を設定した。

図1 小型SUVの新型「レンジローバーイヴォーク」
図1 小型SUVの新型「レンジローバーイヴォーク」
8年ぶりに全面改良した。エンジンルーム下の視野を確保する機能を世界で初めて搭載した。(撮影:日経Automotive)
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 エンジンルーム下を視認できる新機能では、フロントグリルの中央(ナンバープレート下)と、左右のドアミラーに装着した3つの単眼カメラを使う。フロントグリル中央のカメラで車両前方の路面を、ドアミラーのカメラでエンジンルーム左右の路面を撮影する。

 運転者が直接視認できないエンジンルームの下の映像を透視したように車内のディスプレーに映し出すのが特徴である。悪路における走行の他、駐車時や縁石に車両を寄せる際などに安全性を高められる(図2)。

図2 ディスプレーに表示したエンジンルーム下の映像
図2 ディスプレーに表示したエンジンルーム下の映像
悪路における走行の他、駐車時や縁石に車両を寄せる際などの安全性を高められる。(撮影:日経Automotive)
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