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 スウェーデン・ボルボ(Volvo)は2019年10月、ボルボブランド初の電気自動車(EV)「XC40 Recharge(リチャージ)」を発表した(図1)。同社の小型SUV(多目的スポーツ車)「XC40」と同じプラットフォームを使用したもので、同社が持つ電動車ブランド「ポールスター(Polestar)」とは異なる位置付けだ。

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図1 プラットフォームはXC40と同じ
(a)ボルボのブランドとして初めての電気自動車「XC40 Recharge」の外観。(b)電池パックやモーターなどを配置した様子。(出所:Volvo)

 航続距離は1回の充電で400km(WLTP)。前後にモーターを搭載する全輪駆動方式で、最高出力は304kWを発生する。

 電池は押し出し加工のアルミニウム合金製フレームで保護。ボディー構造の中央部のフロア下に埋め込むことで、電池周囲の衝撃吸収帯を設ける構造とした。

 XC40がベースだが、EV化に当たりボディーのフロントとリア部分の構造を再設計し強化。万一の衝突の際には、乗員の安全を確保しつつ電池の損傷を防ぐ必要があることから、新しい安全構造とした。さらに、電動パワートレーンを車体構造に統合することで、衝突の衝撃をできるだけ分散させて室内空間から遠ざけて、車内の乗員への衝突を軽減する。

 アクティブセーフティーのシステムでは、新技術を導入する注)

注)ボルボとスウェーデン・ヴィオニア(Veoneer)の合弁会社である同ゼニュイティー(Zenuity)が開発したソフトウエアと、ADAS(先進運転支援システム)のセンサープラットフォームを採用。ADASのプラットフォームは、複数のレーダー、カメラ、超音波センサーで構成し、拡張が可能な設計だ。

 同社は今後、SUVの「XC60」と「XC90」にもEVモデルを用意する予定だ。2025年までに世界販売台数の50%をEVとする方針の下、毎年、EVモデルを導入する。また、EV以外の車両はハイブリッド車(HEV)とするという。

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