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 ドイツ・コンチネンタル(Continental)が2020年末までに量産を開始する3次元LIDAR(レーザーレーダー)。日本の自動車メーカーが採用第1号になることが分かった。Continentalの日本法人で社長を務めるバート・ヴォーフラム(Bert Wolfram)氏が、日経Automotiveの取材で「日系メーカーの乗用車に搭載されることが決まった」と明かした。

 同社が量産するLIDARは、レーザー光を走査する可動部のない“メカレス”式である(図1)。レーザー光を拡散して照射し、受光素子をアレー状に配置して3次元位置を認識する「フラッシュ」方式を採用する。

図1 2020年末までに量産するContinentalの3次元LIDAR
図1 2020年末までに量産するContinentalの3次元LIDAR
Continentalは2016年に米Advanced Scientific Concepts(ASC)からLIDAR事業を買収。今回の量産品は、同社の技術を用いている。(撮影:日経Automotive)
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 多くの点群で構成する1画面分の画像を1/30秒と速く検知できるのが特徴だ。2016年に買収した米アドバンスド・サイエンティフィック・コンセプト(Advanced Scientific Concepts、ASC)の技術を基に開発した。光源のレーザーの波長は1064nmである。

 検知角度は、水平120度で垂直30度。解像度は水平128×垂直32(4096)画素である。センサー筐体(きょうたい)の外形寸法は100×120×65mm。

 Continentalは、LIDARの量産を乗用車向けから開始するが、「MaaS(Mobility as a Service)向けの車両への提供も想定している」(Wolfram氏)という(図2)。実際、同社が開発を進めている無人運転シャトル「CUbE(Continental Urban mobility Experience)」に新型LIDARを搭載し、性能を検証中だ。

図2 無人運転シャトル「CUbE」に搭載した状態
図2 無人運転シャトル「CUbE」に搭載した状態
車両前方に3個、後方に1個配置した。(撮影:日経Automotive)
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