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 スウェーデンEricsson(エリクソン)は2019年12月、人間の五感(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)や脳と連動してインターネットとつながる「Internet of Sense」を使ったサービスが、2030年までに実現が期待できるとする調査レポート「10 Hot Consumer Trends 2030」を発表した(図1)。世界15都市注)、4600万人の先進的インターネットユーザーを対象に調査した。

図1 インターネットと脳や五感がつながる
図1 インターネットと脳や五感がつながる
(出所:Ericsson)
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注)15都市は、バンコク、デリー、ジャカルタ、ヨハネスブルク、ロンドン、メキシコシティ、モスクワ、ニューヨーク、サンフランシスコ、サンパウロ、上海、シンガポール、ストックホルム、シドニー、東京。

 レポートでは、Internet of Senseが、AIやVR、AR、5G技術と、それを使った自動化により実現可能だとしている。その上で、まずは、没入型のエンタテインメント系アプリやオンラインショッピング、深刻な気候変動による影響を最小限に抑えるための対策として利用されていくとする。

 エリクソンは、2030年に向けた消費者動向予測として、次の10項目を挙げる。