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 トヨタ自動車の北米法人であるToyota Motor North America(TMNA)は、米国の生産体制を2022年までに再編する。北米の新車市場がセダンなどの乗用車からピックアップトラックやSUV(多目的スポーツ車)などのライトトラックにシフトしていることを受けて、ライトトラックの生産を強化するのが狙いである()。

図 トヨタのインディアナ工場
図 トヨタのインディアナ工場
7億ドルを追加投資して生産ラインを刷新する。(出所:トヨタ自動車)
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 米国の拠点「Toyota Motor Manufacturing Indiana(TMMI:以下、インディアナ工場)」に7億ドル(1ドル=110円換算で770億円)を追加投資し、中型SUV「ハイランダー(Highlander)」の年産能力を4万台増やす。能力増強には、同車のハイブリッド車(HEV)も含む。

 インディアナ工場についてトヨタは2017年に、6億ドル(約660億円)を投資してハイランダーの年産能力を4万台増やすと発表していた。今回の7億ドルの追加投資によって生産ラインを刷新し、同社の車両設計手法「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を適用する。

 インディアナ工場は今後、中型SUVとミニバンの中核生産拠点になる。大型SUV「セコイア(Sequoia)」の生産を2022年までに終了し、ハイランダーとミニバン「シエナ(Sienna)」の生産を担う。

車種ごとに生産拠点をすみ分け

 一方、米テキサス州の生産拠点「Toyota Motor Manufacturing Texas(TMMTX:以下、テキサス工場)」では、小型ピックアップトラック「タコマ(Tacoma)」の生産を2021年内に終了し、セコイアの生産を2022年に開始する。大型ピックアップトラック「タンドラ(Tundra)」の生産は継続する。

 なお、テキサス工場での生産を終了するタコマについては、メキシコの2工場に生産を集約する。具体的には、現在タコマを生産している「Toyota Motor Manufacturing de Baja California(TMMBC)」と、2019年12月に稼働を開始した「Toyota Motor Manufacturing de Guanajuato(TMMGT)」が生産を担当する。

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