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 インドの乗用車市場で5割のシェアを持つマルチ・スズキ(Maruti Suzuki India)は、現地の部品メーカーの成長を長年けん引してきた。ステアリング大手ジェイテクトのインド子会社であるジェイテクト・インディア(JTEKT India)も、マルチ・スズキとともに成長してきた代表的な企業である。

 ジェイテクト・インディアは、インドのソナ・ステアリング(Sona Steering)と光洋精工(現ジェイテクト)の合弁であるソナ・コーヨー・ステアリング・システムズ(Sona Koyo Steering Systems)が前身である。ソナ・コーヨー・ステアリング・システムズは2017年にジェイテクトの子会社となり、2018年に社名をジェイテクト・インディアに変えた。古くからマルチ・スズキ向けにステアリング部品などを供給してきた。

 同社はコラム式電動パワーステアリング(C-EPS)やマニュアル・ステアリング・ギアで強みを持つ(図12)。C-EPSはマルチ・スズキをはじめ、ホンダやトヨタ自動車など日系メーカー向けで高いシェアを持つ。マルチ・スズキ向けのC-EPSは約半分をジェイテクト・インディアが供給する注)

図1 トヨタ「プリウス」のカットモデル
図1 トヨタ「プリウス」のカットモデル
ジェイテクト・インディアが「デリーモーターショー2020」で展示した。ジェイテクトのC-EPSを搭載する。(撮影:日経Automotive)
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(a)
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(b)
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図2 ジェイテクト・インディアのEPS
(a)C-EPS。(b)デュアル・ピニオンEPS(DP-EPS)。DP-EPSは展示はしていたものの、まだインドでは少量しか出ていないとのことだった。(撮影:日経Automotive)
注)残り半分はNSK(日本精工)である。