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 日産自動車と中国・欣旺达电动汽车电池(Sunwoda Electric Vehicle Battery、以下Sunwoda)は、日産のハイブリッドシステム「e-POWER」向け次世代電池の共同開発について検討を開始することで合意した。

 両社は、共同開発した車載用電池の安定供給に向け、効率的な生産技術の開発についても検討を進める。今後、具体的な共同開発の内容と条件を協議し、2020年末までの最終合意を目指す。

 日産のe-POWERは、エンジンを発電のみに使ってモーター駆動するシリーズ方式のハイブリッドシステムである(図1)。発電した電力を蓄えるリチウムイオン電池を備える。電池はパナソニックが日産に供給してきた。

図1 日産のシリーズハイブリッド機構
図1 日産のシリーズハイブリッド機構
エンジンの左脇に見える黒色の部品がリチウムイオン電池で、現在はパナソニックが供給している。(撮影:日経Automotive)
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 日産は今回のSunwodaとの合意を機に、e-POWER用電池の調達先の拡大を検討していく。Sunwodaグループは、米Apple(アップル)や同Google(グーグル)のスマートフォンに電池を供給するなど、民生機器を中心に実績を持つメーカーだ(図2)。

図2 Sunwoda Electric Vehicle Batteryの社屋
図2 Sunwoda Electric Vehicle Batteryの社屋
本社は中国広東省深圳市にある。(出所:日産自動車)
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 日産は現在、e-POWER搭載車を日本とタイで展開中で、「今後はグローバル市場のB、Cセグメントに投入していく」(同社)という。その一環として、20年内には中国で販売を開始する予定。

 「NISSAN NEXT」と名付けた新しい中期経営計画を20年5月に始動させた日産。その柱の1つが電動化の推進で、23年までに年間100万台の電動車両を販売する目標だ。コスト競争力のある電池をSunwodaと共同開発することで、中国およびグローバル市場でのe-POWER車の拡販を目指す。

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