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 ドイツBosch(ボッシュ)が、電動油圧ブレーキ「iBooster」を日本で生産することを決めた(図1)。30億円の設備投資を実施し、栃木工場で2022年後半から製造を開始する予定である。日本の自動車メーカーの要求に応じる形で、現行品から小型化した製品も用意する。

図1 ボッシュの電動油圧ブレーキ「iBooster」
図1 ボッシュの電動油圧ブレーキ「iBooster」
2016年末に量産を開始した第2世代品。ESC(横滑り防止装置)と組み合わせて使う。(撮影:日経Automotive)
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 「iBoosterは当社にとって次世代の主力製品になる」─。力を込めるのは、ボッシュの日本法人で社長を務めるKlaus Meder(クラウス・メーダー)氏だ。

 電動油圧ブレーキは、内蔵するモーターでブレーキのマスターシリンダーを押し、油圧を制御するもの。負圧を発生させるエンジンがない電気自動車(EV)や負圧を確保しにくいハイブリッド車(HEV)などでは一般的。一方のエンジン車は、エンジンの吸気負圧を利用する真空ブースターを使うことがほとんど。自動車市場全体でみれば電動油圧ブレーキの搭載率は10%程度と低い。

 だが、数年以内に状況は大きく変わる。電動油圧ブレーキが、ブレーキの主役に上り詰めようとしている。ボッシュは、電動油圧ブレーキ市場は「20年から27年にかけて年率20%以上で拡大する」(メーダー氏)と見込む。