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 トヨタ自動車は開発中の全固体電池について、電気自動車(EV)ではなくハイブリッド車(HEV)から採用する考えを示した。現時点で、EV向けの同電池については課題解決のめどが立っていない。「EVのゲームチェンジャー」と期待されてきたが、当面のEV開発では現行の液系リチウムイオン電池の改良でしのぐ。

 2021年9月に開催した電池に関する説明会で明かした。トヨタ執行役員でChief Technology Officer(CTO)の前田昌彦氏は全固体電池のEVへの採用に対して「技術課題がかなりある」とし、早期の実用化に慎重な姿勢を示す(図1)。

図1 トヨタ自動車でCTOの前田昌彦氏
図1 トヨタ自動車でCTOの前田昌彦氏
(出所:トヨタ)
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