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 ホンダが2040年までに先進国における全ての新車を電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)にすると宣言した一方、置き去りにされている印象なのがハイブリッド車(HEV)技術である(図1)。多額の投資が必要なEV開発の原資は、HEVなどの既存技術の利益である。HEVの競争力向上を軽視して、EVとFCVに移行するまでの今後20年を乗り切れるのか。

図1 ホンダの2モーターハイブリッド車システム
図1 ホンダの2モーターハイブリッド車システム
(撮影:日経Automotive)
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