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 車両前方に各種運転情報を投影するHUD(ヘッド・アップ・ディスプレー)で、2017年参入の後発組となるパナソニックが存在感を高めている。トヨタ自動車は20年から21年に発売した小型車3車種で、パナソニック製のHUDを採用した(図1)。HUDの世界市場では、最大手の日本精機のほか、デンソーやドイツContinental(コンチネンタル)が大きなシェアを握る。パナソニックは民生機器で培った光学技術を武器に3社を猛追する。

図1 トヨタ自動車の小型HEV「アクア」が採用したパナソニックのHUD
図1 トヨタ自動車の小型HEV「アクア」が採用したパナソニックのHUD
走行速度やシフトポジションなどの情報を表示する。(a)はアクアのインストルメントパネル。(b)はアクアが搭載するHUDの投影部。(c)は同HUDの表示部。(出所:(a)、(c)はトヨタ自動車、(b)は日経Automotiveが撮影)
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 今回、トヨタが採用したパナソニック製のHUDはウインドーシールド(WS)型と呼ぶもの。フロントウインドーに映像を投影することで、運転者は焦点を外景に合わせたまま運転でき、視点の移動を減らせる。