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 パイオニアが市販のディスプレーオーディオ(DA)注)や同カーナビ事業に注力している。新型車への純正採用が進むDAは、今後市販向けの需要も拡大するとみる(図1)。市販カーナビは、国内の既販車市場を狙う。市販DAや同カーナビの国内市場には大画面化の流れがあるが、同社は10インチまでの中、小型のディスプレーで勝負する。

注)DAはAV一体型のカーナビ専用機からナビ機能を省いたもの。同機能はスマホの地図アプリで代用する。米Apple(アップル)や同Google(グーグル)が提供するスマホとの連携サービスによって、DAに地図アプリを映し出し、ナビとして使う。自動車メーカーが新型車にDAを純正品として搭載する流れがあり、軽自動車への採用例も出てきた。
図1 パイオニアの市販DA
図1 パイオニアの市販DA
図は画面の大きさが9インチのモデル。(写真:パイオニア)
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 市販市場では、カーナビとDA全体の出荷台数のうちDAの構成比は「現状では10%以下」(同社モビリティプロダクトカンパニー市販事業統括グループ統括部長の池田 寛氏)だが、徐々に高まっている。同氏は「自動車メーカーが純正品としてDAの採用を進めることで認知が広がり、長期的にもDAの構成比は高まっていく」と想定する。

 市販DAの主な市場は、現時点では、スマホとの連携サービスが浸透している海外だ。パイオニアは、国内の市販DAでトップのシェアで、海外の同市場でも先頭を争う。海外の方がDAの普及が早かったのは、「国内市場ではカーナビがこの30年間で著しく進化したから」(池田氏)。