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 欧州Stellantis(ステランティス)のCitroen(シトロエン)ブランドは、2022年1月に国内で新型「C4」の電気自動車(EV)モデルを発売した(図1、2)。シトロエンが日本にEVを投入するのは初めて。価格は465万円(消費税込み)。日産自動車のEV「リーフ」の上位グレードなどと近い価格帯で勝負する。

図1 シトロエンの新型EV「E-C4 ELECTRIC」
図1 シトロエンの新型EV「E-C4 ELECTRIC」
Cセグメント車「C4」のEVモデルである。(撮影:日経Automotive)
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図2 E-C4のインストルメントパネル
図2 E-C4のインストルメントパネル
中央に10インチのディスプレーを搭載する。後退時はバックドアに装着したカメラで後方の様子を検知し、同ディスプレーに映し出す。助手席のダッシュボードには、タブレット端末を固定できる台を搭載した。(撮影:日経Automotive)
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 全面改良したC4のEVモデルである。初年度のパワートレーンごとの販売比率はガソリン車が20%、ディーゼル車が70%、EVが10%を見込む。Groupe PSA Japan社長のPontus Haggstrom(ポンタス・ヘグストロム)氏は、EVモデルについて「静かな車内で乗り心地を楽しむ、時代を先取りする顧客に向けたもの」と期待を示す。

 同EVは「使いやすい車両サイズと十分な室内空間をベースに、実用に耐えられる航続距離と価格のバランスを取った」(Groupe PSA Japanマーケティング部シトロエンプロダクトマネージャーの水谷昌弘氏)とする。

 搭載するリチウムイオン電池の容量は50kWhで、満充電での航続距離(WLTCモード)は405kmである。車両前部にモーターを搭載した前輪駆動車で、同モーターの最高出力は100kWで、最大トルクは260N・m。

 ステランティスのB、Cセグメント向けプラットフォーム(PF)「CMP(Common Modular Platform)」のうち、電動パワートレーンに対応する「eCMP」を採用した。Peugeot(プジョー)やDS Automobiles(DSオートモビルズ)といった旧フランスGroupe PSAが手掛けていたブランドの車両と共用する。