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 米Intel(インテル)子会社のイスラエルMobileye(モービルアイ)は、ほぼ1チップでレベル4の自動運転システムを実現できる車載SoC(System on Chip)「EyeQ Ultra」を2022年1月の「CES 2022」で発表した。5nm世代の半導体プロセス技術で製造し、23年後半にファーストシリコン(チップ試作)、25年に車載グレード品を生産する予定だ。

 モービルアイ社長兼最高経営責任者(CEO)のAmnon Shashua(アムノン・シャシュア)氏は、「EyeQ Ultraによって、レベル4の自動運転向けECU(電子制御ユニット)を1000米ドル(11万5000円、1米ドル=115円換算)以下にできる」と述べた(図1)。消費電力もECU全体で100W以下に抑えられるという。

図1 レベル4の自動運転システムをほぼ1チップに集積
図1 レベル4の自動運転システムをほぼ1チップに集積
モービルアイ社長兼CEOのアムノン・シャシュア氏が「CES 2022」で発表した。「EyeQ Ultra」を使えば、レベル4の自動運転向けECUを1000米ドル以下にできるという。(インテル/モービルアイの資料を基に日経Automotiveが作成)
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 レベル4で求められる「冗長性」をチップ内部に持たせ、高い信頼性を実現していることも特徴だ。外部マイコンと組み合わせることで、機能安全規格「ISO 26262」の「ASIL-D」に対応した自動運転システムを実現できる。