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 2022年7月1日以降、車両の衝突事故時に運転情報を記録する「イベント・データ・レコーダー(EDR)」の新型車への搭載が国内で義務化される(図1、2)。EDRのデータを活用した客観的な事故調査の拡大に期待がかかる中、大きな課題になっているのが、データを読み出す作業者の不足だ。

図1 EDRの概要
図1 EDRの概要
車両の衝突事故時に発生するエアバッグの作動や急激な速度変化といった「イベント」の前後で、運転情報を記録する。一般的にエアバッグのECU(電子制御ユニット)に搭載されている。国土交通省の資料を基に日経Automotiveが作成。
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図2 EDRを組み込むECUの外観
図2 EDRを組み込むECUの外観
EDRが記録する運転情報を解析することで、客観的な事故原因の特定が期待される。車両の速度やブレーキペダル操作の有無、シートベルト装着の有無、エンジンの回転数、ステアリングの操舵(そうだ)角など、さまざまな運転情報を記録する。車種によるが、記録項目は最大で100種類という。(写真:国土交通省)
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