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 ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン、VW)は、VWグループの電池事業を担当する新会社「PowerCo(パワーコー)」を設立した。2030年までに200億ユーロ(1ユーロ=140円換算で2兆8000億円)以上を投じ、年間200億ユーロ以上の売上高を目指す。2022年7月に開いた電池セルの新工場「SalzGiga(ザルツギガ)」(ドイツ・ザルツギッター)の起工式で明らかにした(図1)。

図1 ドイツ・ザルツギッターに建設する新工場
図1 ドイツ・ザルツギッターに建設する新工場
(画像:VW)
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 VWは電池に関連する全ての事業を新会社に集約することで、電気自動車(EV)の競争力を高める考え。新会社はザルツギッターを拠点に、電池の技術開発のほか、原料の調達から生産、リサイクルまで垂直統合で手掛ける。起工式に登壇した同社前社長(当時社長)のHerbert Diess(ヘルベルト・ディース)氏注)は「EV化に伴い、電池がクルマの価値を決めるようになる。我々が電池メーカーになることで、電池に関する戦略をさらに管理しやすくしたい」と狙いを語った。

注)ディース氏は2022年9月1日付でVW社長を退任した。