Automotive Report
目次
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ジェイテクト、後輪の電気駆動機構、23年めどHEV向けに参入
2020年東京五輪の陸上投てき競技のフィールドを、トヨタ自動車が開発したロボットが走り回る。ハンマーや槍などの投てき物を回収・運搬する任務を担う。工場内で使うAGV(無人搬送車)向けに開発してきた技術を活用した。
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事業改革の成果で明暗、自動車7社の19年度1Q決算
自動車メーカー7社の2019年度第1四半期(2019年4~6月期)連結決算は、増収増益の「好調組」と、減収減益の「不調組」に分かれた。米国や中国などの自動車市場の減速、為替変動の影響、原材料費の上昇といった収益を悪化させる要因があった中で、トヨタ自動車とSUBARU(スバル)が増収増益を達成した。…
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エンジンの熱効率高める、気筒休止や燃焼圧センサー
これから厳しさを増す燃費規制をクリアするため、エンジン単体でどこまで熱効率を上げられるかに、エンジニアたちは挑戦している。「人とくるまのテクノロジー展2019」で、エンジンの熱効率を高める新技術を追った。
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ハンマー投げの球を自動回収、3つのカメラで追従走行
2020年東京五輪の陸上投てき競技のフィールドを、トヨタ自動車が開発したロボットが走り回る。ハンマーや槍などの投てき物を回収・運搬する任務を担う。工場内で使うAGV(無人搬送車)向けに開発してきた技術を活用した。
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新型「N-WGN」の自動ブレーキ、街灯なくても夜間歩行者を検知
ホンダは2019年8月、背高ワゴンタイプの軽自動車「N-WGN」を約6年ぶりに全面改良して発売した。
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独高級車、20年に新型HUD採用、「10m先に80インチのAR」を表示
HUD(ヘッド・アップ・ディスプレー)世界首位の日本精機は、運転者の視点から10m先に映像を見せる新型HUDを開発した。
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トヨタが東京五輪用EVを開発、専用の超小型PFを活用
トヨタ自動車は2019年7月、2020年の東京五輪で使用する電気自動車(EV)「APM(Accessible People Mover)」を開発したと発表した。競技会場内のセキュリティーゲートから観客席までの数百mの屋外を往復する用途などを想定する。
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デンソーとトヨタが「ポストSiC」、酸化ガリウムかダイヤモンドか
デンソーとトヨタ自動車が2020年4月に設立する予定の次世代車載半導体の研究開発会社。基本構造や加工方法などの先端研究から、それらを実装した電動車両向けのパワーモジュール、自動運転車向けの周辺監視センサーなどの電子部品の先行開発に取り組むという。
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トヨタ研究子会社、地図データ開発、「中立的なデータ共有基盤必要」
トヨタ自動車の研究子会社が開発している自動運転用の高精度地図を更新するためのデータ収集基盤。地図更新に必要なデータを第三者となる多くの企業などと共有し、開発を加速する狙いがある。
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フィアット、初の商用EV、配送用途で需要あり
欧米FCAの商用車部門であるFIAT Professionalは2019年7月1日、同社初の電気自動車となる「Ducato Electric」を公開した。
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「世界一流のソフトエンジニアを育成」、日産が研修施設を初公開
日産自動車は2019年7月、自動運転をはじめとする自動車向けの電子制御ソフトを開発するエンジニア向けの研修施設「ソフトウェア・トレーニング・センター」を公開した。
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ヤマハ発、電池交換スクーター参入、台湾ベンチャーと組む
ヤマハ発動機は2019年8月、同社初となる電池交換式の電気自動車(EV)スクーターを台湾で発売した(図1)。名称は「EC-05」。電池交換式EVスクーターで先行する台湾ベンチャーのゴゴロ(Gogoro)と組み、Gogoroの二輪車をベースに、ヤマハ発が外装デザインを変えた。
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「半導体内製の強み生かした」、ボッシュがデジタルキー開発
自動車部品大手ドイツ・ボッシュ(Bosch)の日本法人は2019年6月、年次記者会見を開催し、スマートフォンを使ったMaaS(Mobility as a Service)向けデジタルキーを発表した。2021年に量産車に適用する。
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VW、48Vを全主力車に採用、次期ゴルフにヴァレオ製
ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen、VW)は、電圧を48Vに高めた簡易ハイブリッド車(HEV)機構を主力のエンジン車に広く採用していく方針を示した。
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トヨタが電池開発で方針転換、中国CATLと包括提携
トヨタ自動車は2019年7月、車載電池で世界最大手の中国・寧徳時代新能源科技(CATL)と新エネルギー車(NEV)向け電池で包括提携したと発表した。CATLとの提携は、トヨタが車載電池の開発方針を転換したことを意味する。
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ZFが大型トラックの死角を解消、デュアルレンズ・カメラで
ドイツZF(ZF Friedrichshafen)は2019年6月、二つのレンズを搭載したカメラ「Dual-cam」を開発したと発表した(図)。商用トラック向けに先進運転支援システム(ADAS)と連携して使えるように設計したという。
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エンジンルームの下を“透視”、レンジローバーが世界初の機能
英ジャガーランドローバー(Jaguar Land Rover)は2019年6月、小型SUV(多目的スポーツ車)の新型「レンジローバーイヴォーク(Range Rover Evoque)」の受注を日本で始めた。
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テスラ「モデル3」が衝突試験で満点、運転支援システムも高評価
欧州で自動車アセスメントを手掛けるEuroNCAPは2019年7月3日、新たに6車種の衝突安全試験結果を発表した。試験したのは、米Tesla「モデル3」、チェコSkoda「Scala」、ドイツDaimler「Mercedes-Benz Bクラス」「同GLE」、韓国Kia Motors「Ceed」、…
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日産の新2.5Lエンジン、“世界初”の樹脂吸気ポート
日産自動車は、直列4気筒で排気量2.5Lの新型自然吸気ガソリンエンジンに、樹脂製の吸気ポートを採用した。「世界初」(同社)といえ、エンジン燃焼時の吸気通路への熱伝達を抑えられる。吸入空気を増やして、出力を約1.5kW高めた。トヨタ自動車の2.5Lエンジンに匹敵する性能を実現する。
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マツダ新エンジンがトヨタ超え、熱効率で世界最高達成へ
マツダが2019年10月に投入する新型ガソリンエンジンの最高熱効率で、世界最高値に達する。トヨタ自動車が2017年に発表した最高値の41%を上回る。量産機で世界初とされる超希薄燃焼(スーパーリーンバーン)を実現し、トヨタ超えを果たす。