Automotive Report
目次
-
ホンダ次期「フィット」、電子基盤刷新でセキュリティー強化
ホンダが2020年2月に発売する次期「フィット」で電子アーキテクチャー(基盤)を刷新し、多層防御の構成を採用することが分かった。同構成の採用はホンダとして初。
-
一般道での自動運転向け制御技術、日立が技術試乗会で公開
日立オートモティブシステムズは2019年10月、帯広市にある同社の「十勝テストコース」で技術試乗会を行った。一般道における「レベル3」以上の自動運転に向けた制御技術を公開し、同技術を搭載する実験車を用いたデモを見せた。
-
コンチネンタルの3次元LIDAR、日系メーカーの乗用車が採用
ドイツ・コンチネンタル(Continental)が2020年末までに量産を開始する3次元LIDAR(レーザーレーダー)。日本の自動車メーカーが採用第1号になることが分かった。Continentalの日本法人で社長を務めるバート・ヴォーフラム(Bert Wolfram)氏が、日経Automotive…
-
日産の次期「電子ミラー」、LEDフリッカー解決し20年投入
日産自動車が、次世代の「インテリジェントルームミラー」を2020年に投入する。「電子ミラー」の一種で、カメラで撮影した後方の映像をルームミラーのあった場所に配置した液晶ディスプレーに表示するもの。
-
三菱電機の運転者監視システム、脈拍や体表温度なども計測
三菱電機は2019年10月、自動運転車のコンセプトキャビン(乗員室)「EMIRAI S」を開発した。「MaaS(Mobility as a Service)」時代のクルマの室内を想定したもので、安全・安心な移動と、車内外との快適なコミュニケーションの実現を提案した。
-
ウーバーが次世代スマホアプリ、「日常生活」全体を取り込む
モビリティーサービスを中核に、日常生活を支える企業になる─。米ウーバーテクノロジーズ(Uber Technologies)が2019年9月末に開催したイベントで、そんな意気込みが伝わってきた。
-
マツダ「スカイアクティブX」、エンジンは“疑似”可変圧縮比
マツダが希薄燃焼を実現した新型ガソリンエンジン「スカイアクティブX」。二酸化炭素(CO2)排出量の性能で2モーターハイブリッド車(HEV)に近づき、トルクで上回る。
-
軽エンジン「ダイハツ対ホンダ」、突き出しプラグのダイハツに軍配
国内自動車市場の屋台骨と言える軽自動車。そのエンジン技術が面白い。中でも筆者が注目しているのが、24カ月連続首位のホンダ「N-BOX」と同車の牙城に挑むダイハツ工業の新型「タント」である。
-
アイシンAW、サービスに活路、カーナビ専用のこだわり捨てる
カー・ナビゲーション・システム(カーナビ)メーカーの事業モデルの見直しが、これまで以上に喫緊の課題となっている。かつてカーナビが占有してきたセンターコンソールのポジションを、スマートフォンのアプリケーションを中心とした情報機器が奪い始めたからだ。カーナビの機能はもはやアプリの1つにすぎなくなった。
-
日産「スカイライン」の“手放し運転”、車載Ethernet採用
日産自動車が2019年9月に発売した新型セダン「スカイライン」で、車載Ethernetを採用したことが明らかになった。日本の自動車メーカーとして、車載Ethernetを本格的に採用したのは今回が初とみられる。
-
トヨタとデンソーが参画、アームの完全自動運転業界団体
英アーム(Arm)は、完全自動運転車の実用化に向けたコンソーシアム「Autonomous Vehicle Computing Consortium(AVCC)」を立ち上げた。2019年10月、米サンノゼ市で開催した「Arm TechCon 2019」の基調講演で明かした。
-
VWがEuro 6dに対応、ディーゼル車の新排ガス技術投入
ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen)は2019年8月末、ディーゼルエンジン車のNOxを大幅に削減する技術「Twin Dosing」を開発したと発表した。
-
金型不要のボディーパネル技術、日産が少量生産車向けに開発
日産自動車は2019年10月、少量生産に対応可能な車両ボディーパネルの成形技術「対向式ダイレス成形」を発表した。2台のロボットを使ってパネルの表裏から工具を当てて鋼板を変形させる方法で、金型なしで成形できる。
-
デンソーやアイシンが“脱トヨタ”、ドイツメーカー規格への対応急ぐ
デンソーにアイシン精機、豊田自動織機─。トヨタ自動車系の部品メーカーの開発担当者が集まる場面が2019年9月にあった。その数は100人近く。場所はトヨタのお膝元である愛知県豊田市だ。集結した開発担当者たちの目的は、“脱トヨタ依存”に向けた拠点ともいえる試験設備の視察である。
-
EVや自動運転車は“音”が大切、ブラックベリーがソフトで実現
車載OS「QNX」を手がけるカナダ・ブラックベリー(BlackBerry)は、自動車向けの音響ソフトウエア「Acoustics Management Platform(AMP)3.0」を開発した。
-
富士通が自動車ビッグデータ基盤、リアルタイムで渋滞を可視化
富士通は2019年10月初め、自動車から集まるビッグデータをリアルタイムで処理するデータ基盤の新製品「FUJITSU Future Mobility Accelerator Stream Data Utilizer(以下Stream Data Utilizer)」の提供を始めると発表した。
-
ボルボ初のEVは衝突安全重視、2025年までに50%をEV化へ
スウェーデン・ボルボ(Volvo)は2019年10月、ボルボブランド初の電気自動車(EV)「XC40 Recharge(リチャージ)」を発表した。同社の小型SUV(多目的スポーツ車)「XC40」と同じプラットフォームを使用したもので、同社が持つ電動車ブランド「ポールスター(Polestar)」とは…
-
ダイムラーが中国CATLから調達、大型電動トラック向け電池
ドイツ・ダイムラー(Daimler)の商用車部門であるDaimler Trucks & Busesは2019年9月、中国の電池メーカーCATL(Contemporary Amperex Technology Co., Limited)と電動トラック用電池の供給契約を締結したと発表した。
-
トヨタ、現行ハイブリッド以外も検討、HEV普及推進
トヨタ自動車が、ハイブリッド方式の拡大を検討していることが日経 xTECHと日経Automotiveの取材で分かった。これまで20年以上にわたり量産効果を重視して現行方式の“一本やり”と映る開発方針だったが、今後は転換する。国や地域の需要に合わせて現行方式以外を用意して、世界でハイブリッド車(HE…
-
エンジン内の水噴射に新現象、水蒸気膜で遮熱効果、東工大ら
東京工業大学と慶応義塾大学の研究グループは、自動車エンジン内の水噴射技術に新しい現象を発見した。水蒸気の膜と呼べる層を気筒内につくることで、遮熱効果を得られる。