Automotive Report
目次
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エンジン内の水噴射に新現象、水蒸気膜で遮熱効果、東工大ら
東京工業大学と慶応義塾大学の研究グループは、自動車エンジン内の水噴射技術に新しい現象を発見した。水蒸気の膜と呼べる層を気筒内につくることで、遮熱効果を得られる。
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トヨタ、現行ハイブリッド以外も検討、HEV普及推進
トヨタ自動車が、ハイブリッド方式の拡大を検討していることが日経 xTECHと日経Automotiveの取材で分かった。これまで20年以上にわたり量産効果を重視して現行方式の“一本やり”と映る開発方針だったが、今後は転換する。国や地域の需要に合わせて現行方式以外を用意して、世界でハイブリッド車(HE…
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苦しむスズキに“救いの手”か、トヨタと資本提携
スズキとトヨタ自動車は2019年8月28日、資本提携すると発表した。スズキがトヨタに480億円(同社株の約0.2%相当)、トヨタがスズキに960億円(同約5%相当)を出資する。
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1/3サイズのスケボー型EV基盤、主要部品をホイールに集約
イスラエルの新興企業REEは、電気自動車(EV)基盤(プラットフォーム)を、2019年7月に米国サンノゼで開催した「TC Sessions: Mobility 2019」で明かした。
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斜め前方からの衝突に対応、ホンダの次世代エアバッグ
ホンダは2019年8月、米国の開発拠点であるHonda R&D centerが、新しいエアバッグを開発したと発表した。このエアバッグは助手席用で、斜め前方から衝突された際の頭部保護性能を向上させた。新しいエアバッグは2020年からのモデルに搭載する予定。
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日産CEOの西川氏が引責辞任、取締役会が引導を渡す
日産自動車社長兼CEO(最高経営責任者)の西川広人氏が、2019年9月16日付で辞任した。同社の取締役会が同日付の辞任を要請し、西川氏はこれを受け入れた。自らの不正報酬問題が決定打となった。
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マツダの新型SUV「CX-30」、監視カメラで居眠りなどを警告
マツダは小型クロスオーバーSUV(多目的スポーツ車)の新型「CX-30」を、2019年10月下旬以降に日本で順次発売する。小型車向け新プラットフォーム(PF)「スモール」を適用して、現行の小型SUV「CX-3」より車内空間を広くした。また、運転者の状態監視システムなどの3機能を新たに搭載し、予防安…
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ダイムラーのEV「EQC」のなぜ、開発責任者のケルツ氏に聞く
ドイツ・ダイムラー(Daimler)の新型電気自動車(EV)「EQC」は、高級ブランド「メルセデス・ベンツ」としては日本初となるEV。プラットフォームに後輪駆動ベースの既存のエンジン車やプラグインハイブリッド車(PHEV)と同じ「MRA(Modular Rear-wheel drive Archi…
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トヨタの新型「カローラ」、セダンとワゴンは日本専用ボディー
トヨタ自動車は2019年9月、6年ぶりに全面改良したセダンとワゴンの新型「カローラ」を日本で発売した。同社の車両設計・開発手法「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を適用し、クルマとしての基本性能を高めた。TNGAを適用して全面改良し、2018年6月に先行発売したハッチバック…
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2019年、自動車初期品質調査、ダイハツが3年連続総合1位
CS(顧客満足度)に関する調査会社であるJ.D.パワー ジャパンは2019年8月、「2019年日本自動車初期品質調査(Initial Quality Study:IQS)」の結果を発表した。ブランド別ランキングでは、3年連続でダイハツが総合首位になった。高級車ブランドのトップは、総合2位のレクサス…
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ダイハツの新型CVT、遊星歯車が変速比幅変える鍵に
ダイハツ工業が2019年7月に全面改良した軽自動車「タント」は、同社内製の新型無段変速機(CVT)「D-CVT(デュアルモードCVT)」を搭載した。一般的なCVTのベルト駆動に加え、ベルトと歯車(ギア)を組み合わせた動力伝達方式を併せ持つ機構が特徴だ。低・中速域は一般的なCVTと同様にベルトで動力…
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レベル4完全自動駐車を独当局承認、ダイムラーとボッシュが「世界初」
ドイツ・ダイムラー(Daimler)と同ボッシュ(Bosch)は2019年7月、無人で走れる「レベル4」の自動駐車技術について、ドイツの関係当局から承認を受けたと発表した。レベル4に達する車両の承認は、「世界で初めて」(ダイムラーとボッシュ)という(図)。まずは駐車場という限定された空間で運用し、…
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市販車最強「GT-R」V6エンジン、「匠の日産」が異例の生産手法
市販車で世界最強・最速のエンジンといえば、日産自動車「GT-R」に搭載された「VR38 DETT」であることに異論を挟む余地はないだろう。2019年6月に発売されたGT-Rの「50th Anniversary」を雨の横浜で試乗すると、アクセルを半分程度踏み込んだ瞬間に、1900rpmくらいから始ま…
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ジェイテクト、後輪の電気駆動機構、23年めどHEV向けに参入
2020年東京五輪の陸上投てき競技のフィールドを、トヨタ自動車が開発したロボットが走り回る。ハンマーや槍などの投てき物を回収・運搬する任務を担う。工場内で使うAGV(無人搬送車)向けに開発してきた技術を活用した。
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事業改革の成果で明暗、自動車7社の19年度1Q決算
自動車メーカー7社の2019年度第1四半期(2019年4~6月期)連結決算は、増収増益の「好調組」と、減収減益の「不調組」に分かれた。米国や中国などの自動車市場の減速、為替変動の影響、原材料費の上昇といった収益を悪化させる要因があった中で、トヨタ自動車とSUBARU(スバル)が増収増益を達成した。…
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エンジンの熱効率高める、気筒休止や燃焼圧センサー
これから厳しさを増す燃費規制をクリアするため、エンジン単体でどこまで熱効率を上げられるかに、エンジニアたちは挑戦している。「人とくるまのテクノロジー展2019」で、エンジンの熱効率を高める新技術を追った。
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ハンマー投げの球を自動回収、3つのカメラで追従走行
2020年東京五輪の陸上投てき競技のフィールドを、トヨタ自動車が開発したロボットが走り回る。ハンマーや槍などの投てき物を回収・運搬する任務を担う。工場内で使うAGV(無人搬送車)向けに開発してきた技術を活用した。
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新型「N-WGN」の自動ブレーキ、街灯なくても夜間歩行者を検知
ホンダは2019年8月、背高ワゴンタイプの軽自動車「N-WGN」を約6年ぶりに全面改良して発売した。
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独高級車、20年に新型HUD採用、「10m先に80インチのAR」を表示
HUD(ヘッド・アップ・ディスプレー)世界首位の日本精機は、運転者の視点から10m先に映像を見せる新型HUDを開発した。
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トヨタが東京五輪用EVを開発、専用の超小型PFを活用
トヨタ自動車は2019年7月、2020年の東京五輪で使用する電気自動車(EV)「APM(Accessible People Mover)」を開発したと発表した。競技会場内のセキュリティーゲートから観客席までの数百mの屋外を往復する用途などを想定する。