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 英Jaguar Land Rover(ジャガー・ランドローバー、以下JLR)の日本法人は2020年6月、新型SUV(多目的スポーツ車)「ランドローバー・ディフェンダー」の5ドア仕様車を日本初披露した(図1~3)。

図1 日本初披露した5ドア仕様の新型「ディフェンダー110」
図1 日本初披露した5ドア仕様の新型「ディフェンダー110」
発表会はオンラインで実施した。価格は589万~820万円である。(出所:JLRジャパン)
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図2 新型ディフェンダーの内装
図2 新型ディフェンダーの内装
JLRグループにおける新しいインフォテインメントシステム「Pivi Pro」を採用した。2枚の液晶ディスプレーを使う。(出所:JLRジャパン)
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図3 新型ディフェンダーのエンジンルーム
図3 新型ディフェンダーのエンジンルーム
日本に導入する新型ディフェンダーのパワートレーンは、排気量2.0Lで直列4気筒のガソリンエンジンである。(出所:JLRジャパン)
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 「ディーゼルエンジン車の日本導入はあるのでしょうか」─。動画投稿サイトのYouTubeを使ったライブ配信のコメント欄に寄せられた質問に、JLR日本法人でマーケティング・広報部ディレクターを務める若林敬一氏が反応した。画面越しに、「我々も今、本国(英国)の本社としっかり交渉しているので、順次入ってくる予定です。期待していてください」と答えた。

 これは、JLRジャパンが実施した、同社にとって初となる新車のオンライン発表会の一コマである。今回のオンライン発表会は、同社が新たに策定した活動方針「Jaguar Land Rover Japan New Normal」の一環。新型コロナウイルスの感染拡大を機に起こった生活様式の変化に合わせて、オンラインでの取り組みを強化していく。オンライン会議ツール「Zoom」を使った商談や、試乗のオンライン予約なども始めた。