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 スウェーデンVolvo(ボルボ)は、小型SUV(多目的スポーツ車)「XC40」のプラグインハイブリッド車(PHEV)である「XC40 Recharge Plug-in hybrid T5」を日本で発売した(図1)。同社の小型車向けプラットフォーム「CMA(Compact Modular Architecture)」では初めてのPHEVとなる。

図1 XC40のPHEVモデル「XC40 Recharge Plug-in hybrid T5」
図1 XC40のPHEVモデル「XC40 Recharge Plug-in hybrid T5」
ボルボの小型車向けプラットフォーム「CMA」を使った車両として初めてPHEVを設定した。EVとして45.6km走行できる。(撮影:日経Automotive)
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 CMAの最大の特徴は、幅広いパワートレーンに対応する点だ。実際、XC40は今回のPHEVの他に、ガソリン車とディーゼル車、48Vマイルドハイブリッド車(MHEV)、電気自動車(EV)の仕様が存在する注)。ボルボでアジア太平洋事業の責任者を務めるリチャード・スナイダース氏によると、XC40のEVは「2021年内に日本に導入する」という。

注)ボルボ・カー・ジャパンは2020年8月、XC40のガソリン車の販売を終了し、その代わりに48V MHEVを導入した。ディーゼル仕様車は日本では発売していない。

 ボルボが持つもう1つのプラットフォーム「SPA(Scalable Platform Architecture)」は中大型車向けだが、EVには対応していない。PHEVはSPAを使う車両にもラインアップされているが、部品の仕様や配置などが異なる。

小型車向けの部品構成に

 CMAを使うXC40は、SPAを適用した大型SUV「XC90」などのPHEVよりも搭載部品の小型・軽量化を図った。分かりやすいのが駆動用モーターで、XC90は後輪側に高出力品を搭載する。さらに、前輪側にも補助モーターを備える。一方のXC40は、前輪側のみにモーターを配置した。エンジンや7速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)、DC-DCコンバーター、車載充電器などもフロントフード下に集約した(図2)。

図2 前輪側にエンジンとモーターを搭載
図2 前輪側にエンジンとモーターを搭載
XC40のプラグインハイブリッド機構。主要部品をフロントフード内に収めた。リチウムイオン電池は車体の中心部に配置した。(出所:ボルボ)
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