ドイツAudi(アウディ)の日本法人であるアウディジャパンは2020年9月中旬、電気自動車(EV)「e-tron Sportback」の日本での販売を開始した(図1)。同車は、同ブランドが日本で販売する初めてのEVで、クーペスタイルのSUV(多目的スポーツ車)だ。同ブランド初のEVであるSUV「e-tron」の派生車であり、日本ではベースのe-tronよりもe-tron Sportbackの発売を先行させた格好だ。e-tronの日本導入もこれに続く。
「e-tronのスポーティーなバージョンを考えたとき、基本となるアイデアは、e-tronのボディーの上に(4ドアクーペの)『A7 Sportback』の形を載せることだった」(Audiでエクステリアデザイナーを務めるフィリップ・レーマーズ氏)。同氏によれば、美しい弓なりのルーフライン、Sportbackらしい後部クオーターウインドー周りの造形、低い位置のリアスポイラーは、A7 Sportbackにも見られる特徴と明かす(図2)。