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 欧米Fiat Chrysler Automobiles(フィアット・クライスラー・オートモービルズ、FCA)の四輪駆動(4WD)車ブランド「Jeep(ジープ)」─。コロナ禍の2020年9月、日本では1824台を販売し、同ブランドとしては日本における史上2番目の販売台数を記録した。そんな好調のジープが新たに日本市場に投入するのがSUV(多目的スポーツ車)「レネゲード4xe(フォー・バイ・イー)」(同年11月28日から販売)である(図1)。同車は、同ブランドとして日本初となるプラグインハイブリッド車(PHEV)だ。

図1 ジープのPHEV「レネゲード4xe」
図1 ジープのPHEV「レネゲード4xe」
同ブランドでは日本初となるPHEV。電池の総電力量(容量)は11.4kWhで、日本のWLTCモードによるEV走行距離は48km。(出所:FCAジャパン)
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 同車は、エンジン車として販売されてきた「レネゲード」のPHEV版だ。FCAジャパンによると、ジープ史上で最高の燃費効率を実現。それでいながら、悪路走破性を高めたという。「レネゲードリミテッド4xe」と「レネゲードトレイルホーク4xe」の2モデルがあり、WLTCモードによる二酸化炭素(CO2)の排出量は、順に136g/km、148g/kmという。