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 欧州Stellantis(ステランティス)のPeugeot(プジョー)ブランドは、2022年に日本で発売する小型ハッチバックの新型「308」を、21年9月に開催した同社主催のユーザー向けイベント「LION EXPERIENCE 2021」で日本初公開した。日本での正式発表はこれからだが、イベントに合わせて概要を説明した。

 プジョー308は世界で累計700万台以上の販売実績を持つ。「ハッチバックというと、SUV(多目的スポーツ車)ブームの中、あまり販売が期待できないと思われるかもしれないが、308はプジョーの国内販売台数の中で20~30%を占めてきた重要なモデルだ」(Groupe PSA Japanマーケティング部 商品企画グループ プジョープロダクトマネージャーの上村 学氏)という。プジョーの新しいエンブレムを付ける最初のモデルである点も、プジョーからの高い期待値の表れという(図1)。

図1 22年に日本で発売する新型「308」
図1 22年に日本で発売する新型「308」
プジョーの新エンブレムを付ける最初のモデルとなる。(撮影:日経Automotive)
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 全面改良した新型308は、プラットフォームに「EMP2」の改良版である「EMP2 V3」を採用する(図2)。V3では多くの新規部品や改良部品を採用し、空力性能の向上や軽量化、最新ADAS(先進運転支援システム)への対応、静粛性や燃費の改善を図った。1つのプラットフォームでエンジン車と電動車に対応でき、プジョーが掲げる多様なパワートレーン戦略「Power of Choise」を支える。

図2 改良版のプラットフォーム「EMP2 V3」
図2 改良版のプラットフォーム「EMP2 V3」
新規部品や改良部品を多く採用する。(出所:プジョー)
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 日本市場向けには排気量1.2Lのガソリン車、1.5Lのディーゼル車、1.6Lのガソリンエンジンと前輪モーターを組み合わせるPHEVの3つを用意する(図3)。いずれも8速AT(自動変速機)と組み合わせる。PHEVの最高出力は165kW(225ps)、最大トルクは360N・m。欧州仕様では132kW(180ps)のPHEVもあるが、日本市場向けでは165kWのPHEVのみとなる。

図3 多様なパワートレーン戦略「Power of Choise」
図3 多様なパワートレーン戦略「Power of Choise」
(a)排気量1.2Lのガソリン・ターボ・エンジン車は最高出力96kW(130ps)、最大トルク230N・m。(b)1.5Lのディーゼル・ターボ・エンジン車は96kW(130ps)、300N・m。(c)PHEVは165kW(225ps)、360N・m。いずれも欧州仕様値。(写真:プジョー)
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 車両寸法は全長4360×全幅1850×全高1430mm、ホイールベースは2675mm。現行の308に比べて全長は105mm長くなり、フロントウインドーの位置は100mm後退した。全高は20mm低くなり、ロングノーズの形状が強調された。ホイールベースは55mm長くなった。これにより、後席のレッグスペースが30mm拡大した。

 ステーションワゴンの「308 SW」は現行の308で約40%の販売比率を占める。新型308 SWの車両寸法は全長4640×全幅1850×全高1440mm、ホイールベースは2732mm。新型308ハッチバックに比べて、全長は280mm長く、全高は10mm高く、ホイールベースは57mm長くなる。荷室容量は608Lと、ハッチバックに比べて196L増える。

 日本ではハッチバックの新型308を22年第1四半期、ステーションワゴンの新型308SWを22年第2四半期以降に発売する予定である。