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 ダイハツ工業は2022年7月、背高ワゴンタイプの軽自動車「ムーヴ キャンバス」の全面改良車を発売した。約6年ぶりの全面改良となる。同社の車両設計・開発手法「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」を適用し、軽自動車としての基本性能や安全性能を強化した。

 新型ムーヴ キャンバス(以下、新型車)は、先代車(初代)のデザインを継承した「ストライプス」と、上質さを重視した「セオリー」という2グレードを用意した。若年女性という先代車からの主要顧客だけでなく、大人世代や男性という新たな顧客を開拓する(図1)。

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図1 「ムーヴ キャンバス」の全面改良車
図1 「ムーヴ キャンバス」の全面改良車
2022年7月13日に発売した。約6年ぶりの全面改良となる。DNGAを適用して軽自動車としての基本性能や安全性能を強化した。(写真:日経Automotive)
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 パワートレーンでは、自然吸気(NA)エンジン車に加えて、過給エンジン車を新たに設定した。NAエンジン車にはCVT(無段変速機)、過給エンジン車にはDNGAに基づいて開発したCVT「D-CVT」を組み合わせる。駆動方式は、2WD(前輪駆動)と4WD(全輪駆動)が選べる。