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 マツダは中型スポーツセダン/ステーションワゴン「マツダ6」を部分改良し、2022年12月に予約受け付けを開始した。今回の部分改良のポイントは走行性能の向上や運転支援機能の強化などである。また新グレード「Sports Appearance(スポーツアピアランス)」と、初代「アテンザ」の誕生20周年を記念した特別仕様車を追加した(図1)。

(a) スポーツアピアランス
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(b) 特別仕様車(手前)
図1 マツダ6の部分改良車
(a)新グレードの「スポーツアピアランス」と(b)初代「アテンザ」の誕生20周年を記念して追加した特別仕様車。(写真:日経Automotive)
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 第1の走行性能の向上では、ソフトウエアの更新によって排気量2.2Lで直列4気筒のディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」の制御方法を改良し、最高出力と、エンジン回転数が4000rpmにおけるトルク(中間トルク)を高めた。

 最高出力は部分改良前の140kWから147kWに向上した。中間トルクは部分改良前より25N・m増加の350N・mとなった。マツダ商品本部主査の谷本智弘氏は、「燃料噴射量を増やす制御によって、高回転域までの伸びと力強さを向上させた」と話す。