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前回まで述べた、市場・ユーザー需要側からの電気自動車(EV)へのニーズの高まりを踏まえて、今回は自動車メーカーなど供給側がどのような対応を想定しているのかまとめる。各メーカーは、世界の環境規制強化と向き合っており、早期にEVを投入しないと、逆に巨額な罰金を支払うことになる。

 各自動車メーカー(OEM)は、規制対応の点でパワートレーンの電動化をどの程度進めるべきなのか。主要OEMが仮に現在のパワートレーン構成を維持した場合、欧州で、どの程度のペナルティー(罰金)になるのか試算した(図1)。

図1 欧州における主要OEMの罰金予想額(2021年と2025年)
図1 欧州における主要OEMの罰金予想額(2021年と2025年)
現状(2018年)の商品構成を前提とすると、VWやFCA、Renault/PSA等の欧州大衆車ブランドへのインパクトが最も大きく、対策がなければ数千億円規模の罰金が発生することになる。出所:ADL試算
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