全1914文字
PR

三菱ふそうトラック・バスは、小型電気自動車(EV)トラック「eCanter(eキャンター)」の次世代モデルを、2023年春に日本で発売する。顧客の多様な使い方に応えられるように、車両のラインアップを増やした。モジュール式のリチウムイオン電池パックを搭載し、3種類の航続距離を選べるようにした。さらに、先進運転支援システム(ADAS)の機能を拡充し、予防安全性能を強化した。

写真・画像:三菱ふそうトラック・バス
写真・画像:三菱ふそうトラック・バス
[画像のクリックで拡大表示]

 三菱ふそうは2017年に、現行eCanter(以下、現行車)を発売した。2023年春に日本で発売する次世代eCanter(以下、新型車)では、車両の付加価値を高める戦略で、中国や日本の競合メーカーに対抗する(図1)。

図1 「eCanter」の次世代モデル
図1 「eCanter」の次世代モデル
2022年9月に発表した。車両の付加価値を高める戦略で、中国や日本の競合メーカーに対抗する。(写真:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]

 三菱ふそう社長兼最高経営責任者(CEO)のカール・デッペン氏は、「現行車のユーザーの要望を反映して新型車を開発した。ラストワンマイル配送や拠点間配送などの多くの輸送シーンに対応できる。小型EVトラックの試用段階は終わった」と強調する(図2注1)

図2 三菱ふそう社長兼CEOのカール・デッペン氏
図2 三菱ふそう社長兼CEOのカール・デッペン氏
「ラストワンマイル配送や拠点間配送などの多くの輸送シーンに対応できる。小型EVトラックの試用段階は終わった」と強調する。(写真:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]
注1)新型車を日本で発売してから数年以内に、海外(欧州、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、台湾、香港、インドネシア、チリ)にも展開する。日本の川崎工場で生産して海外に輸出するが、欧州では現地生産も計画する。