トヨタ・マツダの新型車部品が続々
人とくるまのテクノロジー展2022 YOKOHAMA
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2019年以来のリアル開催となった「人とくるまのテクノロジー展2022 YOKOHAMA」(2022年5月25~27日、パシフィコ横浜)。同年発売の新型車が採用する技術が多数公開された。電動化の波を受け、エネルギーの低損失化や軽量化などに寄与する技術の展示も相次いだ。
トヨタ自動車の電気自動車(EV)「bZ4X」に採用されました─。同社初の量産EVは、部品を供給するサプライヤーにとっても大きな挑戦だった。展示会場では、bZ4Xに搭載された電動部品が目立った(図1)。
図1 ブルーイーネクサス(愛知県安城市)の電動アクスル
同社はデンソーとアイシン、トヨタが出資する合弁会社。アイシンが展示した電動アクスルの第1世代品では、モーターの開発を同社が担当した。トヨタの新型EV「bZ4X」に採用された。(写真:日経Automotive)
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例えばアドヴィックスは、同社が20年以上こだわり続けた方式と異なる電動油圧ブレーキの量産品を公開した(図2)。
図2 アドヴィックスの電動油圧ブレーキ
「オンデマンド式」を同社として初めて採用したのが特徴だ。左が電動ブレーキブースターで、右がESC。油圧を発生する装置が2つあるため、ブレーキの冗長性を確保できる特徴も備える。(写真:日経Automotive)
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