News Digest
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米Solid Power、330Wh/kgの全固体電池をサンプル出荷、急速充電に課題、高い放電レートで放電容量が低下 ほか
米Solid Powerは、重量エネルギー密度が330Wh/kgの全固体電池のパウチ型セルを開発し、評価用にサンプル出荷を始めた。セルの容量は20Ahで、正極/電解質/負極の層22層からなる。
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三菱電機、SiCパワーMOSFET 6製品を発売、ソース端子増加でスイッチング損失を約30%削減 ほか
三菱電機は、同社従来品に比べてスイッチング損失を約30%低減したSiC(炭化ケイ素)パワーMOSFETを6製品開発し、サンプル出荷を開始した。耐圧は+1200V。ドレイン電流は製品によって異なり、38~102Aである。同社従来品で採用していた3端子TO-247パッケージを4端子TO-247パッケー…
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日立とホンダ、統合会社「日立アステモ」を20年度内に設立へ、ボッシュやデンソーなどメガサプライヤーに対抗 ほか
日立製作所傘下とホンダ傘下の自動車部品メーカー合わせて4社は、経営統合後の社名を「日立Astemo(アステモ)」にすると発表した。日立傘下の日立オートモティブシステムズと、ホンダ傘下のケーヒンとショーワ、日信工業の3社を経営統合する。統合会社の連結売上高は約1兆7000億円、社員数は約7万5000…
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デトロイトモーターショー、2021年の開催時期を9月に延期、新型コロナ感染拡大の収束時期見えず ほか
「デトロイトモーターショー2021」の延期が決まった。主催者のデトロイト自動車販売店協会(Detroit Auto Dealers Association:DADA)が、2020年9月21日(現地時間)に発表した。
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FCAとWaymo、自動運転技術の提携を拡大、小型商用車にレベル4の自動運転機能 ほか
欧米Fiat Chrysler Automobiles(FCA)と米Waymo(ウェイモ)は、自動運転技術の提携を拡大すると発表した。Waymoは、米Google(グーグル)が開発してきた自動運転技術を商用化する目的で、親会社の米Alphabet(アルファベット)が2016年12月に設立した企業。…
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STマイクロ、デジタルキー向けNFCリーダーICを発売、自動車のサブスクリプションサービスが容易に ほか
伊仏合弁STMicroelectronics(STマイクロ)は、自動車用デジタルキーに向けたNFC(近距離無線通信)リーダーIC「ST25R3920」を発売した。自動車用デジタルキーを使えば、スマートフォンなどを使って自動車の施錠や開錠が可能になるほか、友人や駐車場の係員に使用権限を与えることがで…
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東芝が新しいソリッドステート式LiDAR、従来の4倍、200m先を計測可能 ほか
東芝は、車両の高度自動運転に必要な距離センシング技術「LiDAR」の新しい受光技術を開発したと発表した。これまでの「ソリッドステート式」LiDARと比較して、4倍の距離を計測できるのが特徴である。2023年3月末までに、中距離から長距離用の車載向けLiDARとしての実用化を目指す。
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ルノー、中国市場の新たな戦略を発表、東風汽車と合弁解消、小型商用車とEVに集中 ほか
フランス・ルノー(Groupe Renault)は、中国市場の新たな戦略を発表した。中国では電気自動車(EV)と小型商用車(LCV)の二つを主要な柱とする。併せてルノーと東風汽車との合弁会社である東風雷諾汽車(DRAC)の株式を東風汽車に譲渡し、合弁を解消する。ルノーの2019年の中国自動車販売台…
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VWグループ、新型コロナで停止した中国事業を再開、中国の消費者心理に変化、電車やバスよりクルマが安全 ほか
ドイツ・フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は、新型コロナウイルスの感染拡大により一時停止していた中国事業を再開したと発表した。
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人工呼吸器の増産で自動車メーカーなど異業種がタッグ、新型コロナ対策で米FDAが規制緩和で後押し ほか
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、人工呼吸器の需要が急増している。旭化成は子会社の米ゾールメディカル(ZOLL Medical)が人工呼吸器の生産数を現在の約25倍の月間1万台に増やすと発表した。異業種の自動車メーカーも人工呼吸器の製造支援を始めた。米GM(General Motors)は人工…
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プローブ情報による道路交通情報サービス、VICSセンターが関東1都6県で実証実験 ほか
一般財団法人の道路交通情報通信システムセンター(VICSセンター)は、複数の自動車・車載機メーカーが収集しているプローブ情報をビッグデータとして活用し、これまでより対象となる道路を拡充した交通情報をFM多重放送で配信する実証実験を、2020年4月から9月まで関東1都6県で実施すると発表した。
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インフィニオン、車載向けLDOレギュレーターICを発売実装面積が2×2mm、業界標準より60%減 ほか
独インフィニオン・テクノロジーズ(Infineon Technologies)は実装面積が2.0mm×2.0mmの8端子TSNP-7に封止した車載機器向けLDOレギュレーターIC「TLS715B0NAV50」を発売した。同社のリニアレギュレータICファミリー「OPTIREG」に含まれる製品である。…
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オンセミ、IGBTパワーモジュールを発表、電動車のトラクションモーター駆動向け ほか
米オンセミ(ON Semiconductor)は、電気自動車やハイブリッド車、プラグインハイブリッド車などのトラクションモーターの駆動に向けたIGBTパワーモジュール「VE-Tracファミリー」を発売した。同社は「パワー・インテグレーテッド・モジュール(PIM)」と呼ぶ。
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米NI、Transportation部門のターゲットは自動車、79GHzの車載レーダーを4GHzの帯域幅でテスト ほか
米NI(National Instruments)のChad Chesney氏は、同氏が率いるTransportation部門の新製品などを日本の報道機関向けに説明した。現在のTransportation部門の主なターゲットは、自動車だという。
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独インフィニオン、77GHzレーダー向け車載MCU、2022年に特定顧客向けにサンプル出荷を開始 ほか
独インフィニオン(Infineon Tech-nologies)は、77GHz帯レーダーのアプリケーションに向けた新たな車載MCUとして「TC3A」を発表した。同社の車載MCU「AURIX」に含まれる製品である。
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「国際福祉機器展」の福祉車両展示が盛況、介助者やタクシー業者などが使い勝手を確認 ほか
自動車メーカー各社が、高齢者や障がい者向け福祉車両の開発・販売に注力している。2019年9月下旬に開催された「第46回 国際福祉機器展」では、新型の福祉車両が多数展示された。
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ジェイテクトが後付け電動パワステでドイツ勢に対抗自動運転に対応、2021年に大型商用車向けに供給へ ほか
モビリティーの新たな選択肢として「空飛ぶバイク」が名乗りを上げる。技術ベンチャーのA. L. I. Technologiesはバイク型の浮く乗り物「Speeder」を開発した。
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ジャガーランドローバー、既存工場を電池工場に変換、EV化への投資で英国の雇用を守る ほか
英ジャガーランドローバー(Jaguar Land Rover)は、英国ウェスト・ミッドランズ州のキャッスル・ブロムウィチ工場を電動車生産工場に転換すると発表した。同社は2020年までにすべてのモデルシリーズに電動車を加えることを計画している。同工場で生産する電動車は、高級セダン「XJ」の電気自動車…
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GMの大型ピックアップ「Silverado」と「Sierra」が好調、1億5000万ドルを投資して生産を拡大 ほか
米GM(General Motors)は2019年6月12日、大型ピックアップトラックの生産を拡大するため、ミシガン州フリントにあるトラック組立工場に1億5000万ドルを投資すると発表した。
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VW、材料原産地のデジタル証明書にブロックチェーンを利用 鉛原料でパイロットプロジェクトを開始 ほか
ドイツ・フォルクスワーゲン(Volks-wagen)は、ブロックチェーン技術を使って鉛材料の原産地証明を行うパイロットプロジェクトを開始すると発表した。