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【コネクテッドカー】
プローブ情報による道路交通情報サービス
VICSセンターが関東1都6県で実証実験

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 一般財団法人の道路交通情報通信システムセンター(VICSセンター)は、複数の自動車・車載機メーカーが収集しているプローブ情報をビッグデータとして活用し、これまでより対象となる道路を拡充した交通情報をFM多重放送で配信する実証実験を、2020年4月から9月まで関東1都6県で実施すると発表した。

 プローブ情報を活用した道路交通情報サービスとは、複数の自動車・車載機メーカーが走行中のクルマから収集しているプローブ情報をビッグデータとして活用し、道路に設置された感知器から生成している交通情報を補完・補強することで、より多くの道路の交通情報を配信しようというもの。プローブ情報を活用することで、感知器が設置されていない道路でも、通過している車両の移動速度を推測、渋滞を回避してより短時間で目的地に到着できるようになることが期待できるという。

 実証実験では複数の自動車・車載機メーカーからプローブ情報の提供を受け、感知器からの情報を補完・補強し、情報提供可能な道路を拡充する。プローブ情報を活用した道路交通情報サービスはFM多重放送で配信され、関東1都6県において、現行のVICS対応カーナビで利用できる。(田中正晴)

【コロナウイルス】
モバイルの国際見本市「MWC」中止が決定
新型肺炎で出展辞退相次ぎ決断

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 2020年2月24日からスペインのバルセロナで開催予定だった、モバイル通信分野で世界最大の国際見本市である「MWC2020 Barcelona」の中止が決まった。主催団体であるモバイル通信関連団体のGSM Association(GSMA)が2020年2月12日に決定した。新型肺炎で社員の健康を優先して参加を辞退する企業が急増しており、開催不能と判断した。

 これまでにスウェーデンのエリクソンやフィンランドのノキア、英ボーダフォンのほか、中国ZTE、韓国LG電子、日本からはソニーやNTTドコモ、楽天などが出展の取りやめを明らかにしていた。GSMAは「新型肺炎の感染拡大や渡航の懸念などがあり、開催が不可能になった」と説明した。開催都市であるバルセロナの安全確保も考慮したとしており、バルセロナ市の関係者も決定を尊重しているという。

 MWCは毎年、スマートフォンや基地局設備など移動通信関連の新製品や新技術の発表の場になってきた。近年はIT大手も参加し、今年は世界で商用化が進む5G(第5世代移動通信システム)関連製品のほかVR(仮想現実)などで新技術の発表が多く予定されていた。各社は新技術を発表する別の機会を探すことになる。(玄 忠雄)