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【提携】
FCAとWaymo、自動運転技術の提携を拡大
小型商用車にレベル4の自動運転機能

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 欧米Fiat Chrysler Automobiles(FCA)と米Waymo(ウェイモ)は、自動運転技術の提携を拡大すると発表した。Waymoは、米Google(グーグル)が開発してきた自動運転技術を商用化する目的で、親会社の米Alphabet(アルファベット)が2016年12月に設立した企業。両社は、クラス1~3の小型商用車を自動運転化するため、4年前から連携してきた。

 今回、開発を発表した小型商用車は、自動運転輸送サービス「Waymo Via」を含む商業配送ユーザーの物品移動用となる。両社は、小型商用車「Ram ProMaster」にレベル4の自動運転技術「Waymo Driver」を組み込み、商業ユーザーのニーズに対応することを目指す。

 両社は現在、Waymo Driverをミニバン「Chrysler Pacifica Hybrid」に搭載し、アリゾナ州で自動運転配車サービス「Waymo One」の試験に使っている。今後、FCAはWaymoをレベル4の自動運転技術の独占的かつ戦略的なパートナーとする。これにより、Waymoは将来的にFCAの全モデルラインアップにWaymo Driverを搭載し、個人の移動、配車サービス、輸送サービスなどに対応できる自動運転車を揃える計画だ。(櫛谷 さえ子)

【電子部品】
ルネサス、6μAと低消費電流の車載用DC-DCコン制御IC
デュアルチャネル構成、降圧型と降圧/昇圧型の2種類

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 ルネサス エレクトロニクスは、車載機器に向けて、デュアルチャネル(2回路)構成のDC-DCコンバーター制御ICを2製品発売した。2製品の違いは、制御対象のDC-DCコンバーターの種類にある。「ISL78264」は、制御対象が2つとも降圧型DC-DCコンバーター。「ISL78263」は、1つの回路が降圧型DC-DCコンバーターでもう1つの回路が昇圧型DC-DCコンバーターである。

 どちらの製品も同期整流方式に対応しており、外付けのハイサイドMOSFETとローサイドMOSFETを駆動するゲートドライバーを集積した。ゲートドライバーの駆動能力はソース(吐き出し)時に最大2A、シンク(吸い込み)時に最大3Aである。特徴は、どちらも自己消費電流が少ないこと。1回路当たり6μA(標準値)だ。

 どちらも、+12Vの車載バッテリーを入力電力源に想定する。ISL78264は+12Vを、+5Vや+3.3Vに降圧する用途に向ける。供給可能な出力電力は50~200W。ISL78263は、バッテリーの出力電圧がクランキング時や始動/停止時に+2.1Vまで下がっても、+3.3Vや+5.0Vに昇圧して出力することが可能だ。供給可能な出力電力は25~100Wである。(山下勝己)