全6298文字
PR

【生産調整】
トヨタ、岩手と宮城の2工場3ラインで6月に生産調整
半導体不足の影響、「ヤリス」や「C-HR」2万台を減産

[画像のクリックで拡大表示]

 トヨタ自動車は、2021年6月に国内の2工場で生産調整を行うと発表した。車載半導体不足によって、部品の調達に影響が出るためである。

 6月に生産調整を予定しているのは、トヨタ自動車東日本の岩手工場(岩手県金ケ崎町)の第1および第2ラインと宮城大衡工場(宮城県大衡村)の2工場3ライン。両工場で生産している小型車の「ヤリス」、小型SUV(多目的スポーツ車)の「ヤリスクロス」と「C-HR」の納車に影響が出る。

 岩手工場の第1ラインでは8日間、同工場の第2ラインでは5日間、宮城大衡工場では3日間、それぞれ生産を停止する計画である。各ラインは2直交代で稼働している。2工場を合わせた減産台数は、約2万台になる。

 トヨタは今回の生産調整を、2021年度(21年4月~22年3月)の事業計画に織り込んでいる。同年5月12日にオンライン開催した20年度(20年4月~21年3月)の連結決算会見で、同社執行役員の近 健太氏は、「現時点で大規模な生産調整(減産)は計画していないが、半導体の需給状況を注視しながら、生産は慎重に行っていく」としていた。今回の生産調整は、大規模な減産を回避する対策の一環だとする。(高田 隆)