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【環境】
トヨタ、AIと脱炭素の2本立てでベンチャー育成を支援
カーボンニュートラルの技術やソリューション向けファンド

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 トヨタ自動車のベンチャーキャピタルである米Toyota AI Ventures(トヨタAIベンチャーズ)は、社名をToyota Ventures(トヨタベンチャーズ)に変更し、新しくカーボンニュートラルに取り組むベンチャー向けファンド「Toyota Ventures Climate Fund」を設立したと発表した。新ファンドは1億5000万ドル(約160億円)を運用し、カーボンニュートラルの革新的なソリューションを開発する初期段階のスタートアップに資金提供する。

 Toyota Venturesは、「Frontier Fund」で人工知能(AI)、自動運転、クラウドコンピューティング、データ分析、モビリティー、ロボット工学などに関連する38社に投資している。今後はスマートシティー、デジタルヘルス、フィンテック、材料、エネルギーなどにも投資先を拡大する。

 今回、CO2削減の取り組みの一環として、新ファンド「Climate Fund」を設立し、気候変動に取り組む新興企業への投資の道を広げた。Climate Fundは、再生可能エネルギー、水素の製造・貯蔵・流通、CO2貯留などの分野のスタートアップを支援する。Frontier FundとClimate Fundを合わせると、Toyota Venturesの運用資産総額は5億ドルを超える。(櫛谷 さえ子)