PR

 ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen、VW)の小型SUV(スポーツ多目的車)「ティグアン」。VWの横置きエンジン前輪駆動用プラットフォーム「MQB(モジュラー・トランスバース・マトリックス)」の採用車種としては5番目となる。同社が現行モデル(2代目)を日本市場に導入したのは2017年1月。その後も最新のインフォテイメントシステムやディーゼルエンジン搭載モデルなどを投入している。

ゴルフの部品を継承

 今回、分解研究の対象車両としたのは、直噴ガソリンエンジン仕様「TSI」の中間グレードとなる「ハイライン」(前輪駆動モデル)。分解車両のシャシーナンバーから読み取ると、2018年に独ウォルフスブルグ工場で生産された車両だ(図12)。

図1 VW「ティグアン」の分解研究作業
図1 VW「ティグアン」の分解研究作業
ひろしま産業振興機構カーテクノロジー革新センターが運営するベンチマーキングセンター利活用協議会が、ベンチマーキング活動として実施したVWティグアンの分解研究作業。広島国際学院大学自動車短期大学部(広島市安芸区)で実施した。ベンチマーキング車両は、中間グレードの「TSIハイライン」の前輪駆動モデル。
[画像のクリックで拡大表示]
図2 VWティグアンのTSIハイライン
図2 VWティグアンのTSIハイライン
排気量1.4Lの直列4気筒直噴ガソリンターボエンジンに湿式6速DSGを組み合わせたグレード。車両価格は450万9000円(税込み)。“TSI”仕様では、コンフォートライン、ハイライン、Rラインの3グレードを設定する。
[画像のクリックで拡大表示]

 パワートレーンは、排気量は1.4Lの直列4気筒ターボエンジン(インタークーラー付き)。最高出力は110kW(150PS)、最大トルクが250N・m。変速機は、現行の日本仕様のゴルフなどと同様の湿式6速DSG(ダブル・シフト・ギアボックス)を搭載する(図3)。

(a)
(a)
[画像のクリックで拡大表示]
(b)
(b)
[画像のクリックで拡大表示]
図3 ボディーから取り外したエンジンと変速機
(a)CZD型と呼ばれる直噴ガソリン直列4気筒ターボエンジン(インタークーラー付き)の排気量は1.4L。最高出力は110kW(150PS)、最大トルクが250N・m。(b)変速機は6速DSGを採用。