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 自動車部品の、樹脂や高張力鋼板への置き換えが広がってきた。環境規制の強化を背景とした軽量化に加えて、MaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス)車両への対応として耐久性も求められる。軽くて長持ちする部品の開発や採用状況はどうなっているのか。2019年5月開催の総合展示会「人とくるまのテクノロジー展」から、最前線を紹介する。

鋼板から樹脂複合材への素材置換

 ボディー部材を鋼板から樹脂に置き換える動きはこれまでもあった。最近目立っているのは、樹脂の耐熱性や耐衝撃性の向上である。

 カナダを本拠地とするマグナ・インターナショナル(Magna International)は、マグナ・シュタイヤー(Magna Steyr)のオーストリア・グラーツ工場で生産するトヨタ自動車「GRスープラ」に採用された、後部テールゲートを展示した(図1)。

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図1 マグナが展示したトヨタGRスープラ用テールゲート
(a)本体。(b)スープラのフロントビュー。(c)スープラのリアビュー。内板の補強材として、ポリプロピレンとガラス繊維を組み合わせた樹脂複合材の一体成形フレームを採用、強度の向上とともに鋼板製の補強材に対して10%の軽量化を実現した。