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 英マクラーレン・オートモーティブは、F1チームから生まれたスポーツカーメーカーである。究極の軽量化を目指し、2011年から「カーボンモノコック」のボディー骨格とアルミニウム(Al)合金製のフレーム・サスペンションを採用した(図1)。F1チームの研究開発を基盤とするマクラーレンの炭素繊維強化樹脂(CFRP)に対するこだわりは強い。今回は改良が続くCFRP製ボディー骨格とAl合金製シャシー関連部品について取り上げる。

図1 CFRP製モノコックのプロトタイプ
図1 CFRP製モノコックのプロトタイプ
2018年にマクラーレンが英国ヨークシャー州に建設したMCTC(マクラーレン・コンポジット・テクノロジーセンター)は、同社のCFRPを含む複合材料の研究開発・生産施設となる。
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