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 日経クロステックと日経BP総研のプロジェクトチームは、ドイツVolkswagen(VW、フォルクスワーゲン)の「ID.3」を独自に入手して分解調査した。日経Automotive2021年10月号の特集「VW『ID.3』分解、EV専用プラットフォーム時代の幕開け」で電気/電子(E/E)アーキテクチャーや電動パワートレーンの中核技術を詳報した。だが、分解で明らかになった事実は他にもある。本コラムでは、数回にわたってID.3分解の調査結果をお伝えしていく。

 第1弾となる今回は、EVの心臓部であるリチウムイオン電池パックである(図1)。EV専用の新プラットフォーム(PF)に備えた拡張性の工夫や、米Tesla(テスラ)のEVとの違いなどが明らかになった。

図1 分解したVWのEV「ID.3」
図1 分解したVWのEV「ID.3」
量販モデルの導入に先立って発売した限定車「ID.3 1st Max」。価格は4万9995ユーロ(1ユーロ=130円換算で約650万円)である。電池容量は58kWh。(撮影:日経Automotive)
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