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欧州自動車工業会(ACEA)がまとめた2019年の欧州新車販売台数を燃料別にみると、かつて半数以上だったディーゼルエンジン車が30.5%まで落ち込み、代わりにガソリンエンジン車は58.9%まで拡大し、電動車を含む代替燃料車は10.6%となった(図1)。

図1 2019年(年間)と2019年第4四半期の欧州新車販売台数における燃料別シェア
図1 2019年(年間)と2019年第4四半期の欧州新車販売台数における燃料別シェア
(ACEAのデータを基に本誌が作成)
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 電動車を含む代替燃料車は、2019年第4四半期に大幅に増え、シェアが13.2%となった。中でも電動車が大きく増加しており、その傾向は2020年も続いている。

 英JATO Dynamicsが発表した2010~2019年の欧州27カ国の自動車登録台数における燃料別シェアを見ると、電動車は2010年に1%しかなかったが、2019年には8%まで拡大した(図2)。特に2015年にドイツVolkswagenのディーゼル車不正問題が発覚し、ディーゼル車の人気が陰りだしてから、電動車の販売台数が伸び始めた。ディーゼル車不正問題によってディーゼル車を避けるようになった消費者が、より良い環境対応車を求め、電動車の需要を押し上げた。

図2 欧州27カ国の自動車登録台数における燃料別シェア
図2 欧州27カ国の自動車登録台数における燃料別シェア
2016年からディーゼル車が減り始め、電動車が拡大傾向に(出所:JATO Dynamics)
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