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欧州自動車工業協会(ACEA)は2021年1月下旬、欧州27カ国における車両の使用状況をまとめたレポート「Vehicles in use, Europe」を発表した。同レポートによると、全トラックの97.8%がディーゼルエンジン車であり、ゼロエミッションの電動トラックはわずか2300台で、全車両の0.04%だという(図1)。

図1 欧州の商用車のゼロエミッション化比率
図1 欧州の商用車のゼロエミッション化比率
上から順に、電動車(PHEVを含む)、ハイブリッド車、代替燃料車。(出所:European Automobile Manufacturers’ Association(ACEA))
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 トラックメーカーが、欧州の2030年の大型車向けCO2排出量削減目標である「2019年比30%減」を達成するには、約20万台の電動トラックを稼働させる必要がある。そのためには、今後10年で電動トラックの普及台数を現在の100倍まで増やさなければならない。

 しかし、欧州委員会(EC)が最近発表したモビリティー戦略では、2030年までにわずか8万台の電動トラックを導入するという目標にすぎない。これではCO2排出量を目標まで削減できない、とACEAは主張する。