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クルマにAR(拡張現実感)の本格適用が始まった。象徴的な例が、ドイツDaimler(ダイムラー)「Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)」ブランドの旗艦セダン「Sクラス」だ(図12)。2020年下期の全面改良に合わせて、運転者の視点から10m先に77インチ相当の映像を表示し、一部イラストの位置を道路や前方車両に合わせて制御できるHUD(ヘッド・アップ・ディスプレー)を搭載。現状の世界最高性能で“怪物級”といえる代物だ。実現技術を解き明かす。

図1 ベンツ「Sクラス」の内装とHUD表示部分
図1 ベンツ「Sクラス」の内装とHUD表示部分
(写真:メルセデス・ベンツ日本)
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(a)
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(b)
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図2 Sクラスの外観とHUDの表示イメージ
(a)車両外観、(b)HUDの表示イメージ。運転者の視点から10m先に77インチ相当の映像を表示し、一部イラストの位置を道路や前方車両に合わせて制御する。同表示イメージはメルセデス・ベンツ日本の映像からキャプチャーした。(車両外観の写真:メルセデス・ベンツ日本)