日経Automotive
目次
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日経Automotive 2020年2月号
テスラ分解、強さの源泉、統合ECUの衝撃
米テスラ(Tesla)の技術力はどれほどのものか―。実力を確かめるため、同社初の本格量産車「モデル3」を購入して分解した。年間50万台規模を計画する電気自動車(EV)の内部から飛び出した最大の驚きは、自動運転だけでなく車両全体を制御する統合ECU(電子制御ユニット)だ。3kgに満たない“頭脳”はT…
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日経Automotive 2020年1月号
VWの苦悩、ソフトウエアで生き残る
ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen、VW)は、ディーゼル不正問題をキッカケに、電気自動車(EV)に大きく舵を切った。しかし、コストの高いEVで利益を出すことは容易ではない。トヨタ自動車がハイブリッド車(HEV)への追い風を受け躍進する中、世界最大の自動車メーカーはその地位を守れるのか…
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日経Automotive 2019年12月号
2030年の次世代ボディー、より軽く、強く
トヨタ自動車やホンダ、マツダなど自動車メーカー各社が、次世代ボディーの小型車への適用を加速している。背景には、2030年に向けて厳しくなる世界の燃費・衝突安全規制への対応がある。ボディーをより軽く強くするため、骨格の主要材料の高張力鋼板ではホットスタンプ(熱間プレス材)が攻勢を強める。高強度で成形…
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日経Automotive 2019年11月号
メガサプライヤー2030年の展望
2030年に向けてメガサプライヤーが一斉に動き出した。CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリングサービス、電動化)で覇権を握るため、各社は事業の種をまく。付加価値がハードウエアからソフトウエア、サービス、データに移行する中、どこに焦点を当てるのか。これまでの経験やポジションを越えた世界で、勝負…
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日経Automotive 2019年10月号
2030年“LCA規制”、中核はエンジン
2030年にかけて、ガソリンエンジンが急速に進化する。トヨタ自動車や日産自動車、ホンダの日系大手3社が、ハイブリッド車用ガソリン機の熱効率を大幅に高める技術革新に挑み始めた。さらに3社は、「ポスト2030年」を見据えた取り組みも強化する。
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日経Automotive 2019年9月号
ホンダ、不退転の決意
ホンダが2019年7月に開催した技術説明会。自動車開発を揺るがす「CASE」に対する方針がいよいよ見えてきた。中堅規模のメーカーにも関わらず、全方位に映る開発志向だったホンダ。「選択と集中」を進めて、独自性を打ち出せる領域で勝負する。何を捨てて、何を残すのか。“ホンダらしさ”を失わないのか。再スター…
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日経Automotive 2019年8月号
トヨタを脅かすCATL
中国・福建省の一角に、新たな“街”が形成されようとしている。ホテルやマンションなどが立ち並ぶが、実は電気自動車(EV)向けの電池を量産する工場だ。持ち主は、2011年に創業したばかりの中国・寧徳時代新能源科技(CATL)。2017年に世界最大の電池メーカーに上り詰めた。自動車メーカーやメガサプライヤ…
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日経Automotive 2019年7月号
内装・HMIの設計革新
クルマの内装やHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)に設計革新のうねりが押し寄せている。自動運転の本格導入をひかえ、運転者や乗員が車室内でどう過ごすかが重要になってきたためだ。望ましいユーザー体験を設計し、それに合わせて内装やHMIをゼロから見直す取り組みが始まった。
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日経Automotive 2019年6月号
自動運転の価格破壊
自動運転車の主流は自律型。クルマ単体で基本機能の全てを完結する一方で、コストは数千万円と極めて高くなる。スマートフォンでは、多くの機能をクラウドに移して端末の負荷を軽くし、手頃な価格で多くのサービスを実現した。クルマも同じ。
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日経Automotive 2019年5月号
自動ブレーキ、攻める日本
新型車への自動ブレーキの搭載が本格化して5年。手ごろな価格になり、軽自動車にも搭載されるまでになった。しかし、性能の追求に終わりはない。各社は昼間の自動車・歩行者に加えて、夜間の歩行者でも止まれる機能の実用化を急ぐ。
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日経Automotive 2019年4月号
EV激戦時代、開発の処方箋
電気自動車(EV)は内燃機関をモーターに置き換えるだけのクルマではない。斬新なプロポーション、広い車室、高い応答性・分解能の運動制御に基づく優れた安定性や乗り心地―など、設計次第でこれまで以上に魅力的なクルマを造れる。課題とされる航続距離の延長も進み、ディーゼル車並みの価格を実現すると公言するメー…
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日経Automotive 2019年3月号
モービルアイの“データ錬金術”
データは金―。コネクテッドカーから吸い上げる様々なデータを加工し、新たなサービスを生み出す「データビジネス」が動き出した。自動車業界に沸き起こった“ゴールドラッシュ”に、様々なプレーヤーが入り乱れる。その中で先頭に躍り出たのが、自動ブレーキ用画像処理半導体「EyeQ」シリーズを開発するイスラエル・…
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日経Automotive 2019年2月号
自動車メーカー技術トップが語る
2019年が明けた。自動運転や電動化、MaaS(Mobility as a Service)など、いわゆる“CASE”の大波が押し寄せる。グローバルでは他社との提携関係をどう維持・発展させるかが問われる。大手自動車メーカーから中小メーカーまで、各社は顧客に何を訴求し、どこで勝負をしていくのか。日系…
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日経Automotive 2019年1月号
トヨタはグーグルに追いつけるか
クルマや鉄道、バスなどあらゆるモビリティーを連携させて移動の利便性を高めるサービス「MaaS(マース、Mobility as a Service)」。その普及は、自動車メーカーにとって自家用車を売って稼ぐ主力商売が瓦解することを意味する。一方で躍進するのが、自動運転開発で先行するグーグル親会社の米…
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日経Automotive 2018年12月号
フランスの逆襲
200年の歴史を持つプジョー(Peugeot)、120年の伝統を受け継ぐルノー(Renault)。フランスの自動車メーカーは歴史と伝統が強みだ。そのフランスメーカーが今、大きく飛躍しようとしている。資本力を駆使し、次世代の技術や新興市場を貪欲に取り込む。伝統と革新を融合し、モビリティー時代の世界制…
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日経Automotive 2018年11月号
スバルの反撃
完成車検査に関する不正行為が2017年から相次いで発覚したSUBARU(スバル)が反撃に出る。生産体制の抜本的な見直しを急ぎながら、コア技術の水平対向エンジンや予防・衝突安全技術を生かし、2025年を見据えた成長を目指す。ただ、その実現にはいくつかの課題がある。“再生”に向けた同社の取り組みを追う…
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日経Automotive 2018年10月号
チーフエンジニアの葛藤
新型車開発の頂点であるチーフエンジニア(開発責任者)。社内の各部門から部品メーカーまでの組織を束ね、全ての責任を背負い新型車を開発する。チーフエンジニアは、何に葛藤し、どう乗り越えているのか。日系自動車メーカーの“7人の勇士”の声から、クルマ開発現場の課題に迫る。
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日経Automotive 2018年9月号
トヨタの全固体電池
2020年代前半に、世界に先駆けて全固体リチウムイオン電池(全固体電池)の実用化を目指すトヨタ自動車―。同社は、なぜ全固体電池に狙いを定めたのか。そして、同電池の早期実用化を公言する背後には、どんな技術が隠されているのか。本誌の取材でその骨格が初めて明らかになった。2030年に向けた電気自動車(E…
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日経Automotive 2018年8月号
商用車クライシス
このままでは物流・人流が止まる―。トラックやバスを使ってサービスを提供する業界から悲鳴が上がっている。Eコマース(電子商取引)の普及による宅配便の急増に運転者の不足。自動運転やコネクテッドカー(つながるクルマ)、電動化など取り組むべきテーマは多岐にわたり、商用車メーカーの負担は高まるばかりだ。1社…
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日経Automotive 2018年7月号
ホンダ・VW逆転へ
「トヨタ1強」のハイブリッド車(HEV)開発。いよいよ競合各社がトヨタ越えを実現していく。先陣を切るのが、ホンダとフォルクスワーゲン(VW)だ。マツダと日産が続く。一方でトヨタは迎え撃つ。2020年代に最も増えるパワートレーンがHEVだ。その開発で優位に立つことが、成長に欠かせない。HEV戦国時代を…