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 活発な梅雨前線の影響による「令和2年7月豪雨」が、日本列島を広範囲に蹂躙(じゅうりん)。全国各地で河川の氾濫による家屋の浸水や土砂崩れなどの被害が多発した〔写真1〕。

〔写真1〕人吉市中心部は広範に浸水
〔写真1〕人吉市中心部は広範に浸水
熊本県人吉市の中心部。2020年7月12日に撮影。20年8月4日午前8時時点で、人吉市では床上浸水3775棟、床下浸水906棟の住宅被害があった(写真:日経クロステック)
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 梅雨前線は長期にわたって本州付近に停滞した。2020年7月3日から4日には九州南部で、6日には九州北部で、7日から8日には中部地方で、13日から14日には中国地方でそれぞれ大雨をもたらした。その後も、7月28日に山形県で記録的な大雨となり、最上川が氾濫した。

 総務省消防庁の8月4日午前8時の発表によると、令和2年7月豪雨による住宅被害は計約1万8000棟。そのうち1万6000棟超が床上・床下を合わせた浸水被害だ〔図1〕。

〔図1〕熊本県では約9000棟の住宅被害
〔図1〕熊本県では約9000棟の住宅被害
令和2年7月豪雨による住宅被害の状況。熊本県は約9000棟、福岡県は5000棟超が被害を受けた。2020年8月4日午前8時時点のデータ(資料:総務省消防庁)
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